2人の女性声優が4月1日、「このたび正式にお付き合いする運びとなりましたことをご報告させていただきます」とTwitterとYouTubeチャンネルで報告。指輪を交換する動画をアップした。
アニメファン、声オタは直ぐにエイプリルフールネタだと分かったことで、ネットがざわついた。「ネタにLGBTはリスクデカすぎないか?」「前にアイドルが炎上してた様な・・」「事務所はチェックしなかったのか?」。案の定、メディアがすぐさま記事に。批判が拡大。当該tweetが「大炎上」、削除することになった。
「人生をともに歩んでいけたら」
エイプリルフールネタを披露したのはアニメ「それが声優!」小花鈴役、お兄ちゃんはおしまい!」緒山まひろ役などで知られる高野麻里佳さんと、「八月のシンデレラナイン」中野綾香役、ゲームアプリ「ときめきアイドル」真田小幸村役などの高木友梨香さん。2人は、
「私たち高木友梨香と高野麻里佳は、このたび正式にお付き合いする運びとなりましたことをご報告させていただきます」
「二人で、大切なものを大切だと思える人生をともに歩んでいけたら」
などとTwitterに投稿。動画では、2人で選んだペアリングを見せ、お互いにはめ合う様子を紹介した。これを見たネットの一部が大きくザワ付いた。アニメファンや声オタだ。
「事務所はチェックしなかったのか?」
「事務所スタッフも手伝っているような、、、」
「いじっちゃいけない部分に踏みんだねぇ」
「笑いとして浪費する感覚」?
TwitterやYouTubeに投稿したのは午前11時ごろ。そして12時15分、
「エイプリルフール ネタでした〜 まりんかちゃんとは心の友、日本酒の友として これからも一緒に歩んでいきます」
とネタ晴らしをしたのだが、日刊スポーツが午後2時21分、
「声優の高野麻里佳、高木友梨香の“交際報告”LGBTをエープリルフールネタにしSNS批判殺到」
の記事を配信した。これでアニメや声優に興味のない人まで巻き込むことに。日刊スポーツは、
「カミングアウトと同性婚をネタにして笑いとして浪費するってどういう感覚なんだ」
「LGBTへ理解がないばかりか、バカにする対象にしている」
というコメントを紹介している。2人のTwitterには批判が書き込まれ「大炎上」。当該tweetは削除された。エイプリルフールにLGBTネタを持って来る。それによっての批判、「大炎上」は昨年もあった。
ネタに出来るくらいの認知、、、
それはアイドルグループ「乃木坂46」の元メンバー、秋元真夏さんと生田絵梨花さん。秋元さんがInstagramに、
「この度、友人の生田絵梨花と式を挙げました」
と投稿。白い服を着て腕を組み微笑む2人の写真が4月1日にアップされた(これは現在も見ることができる)。ファンは2人の可愛らしい写真と結婚式ネタに歓喜したのだが、「クィアベイティングだ!」との激しい批判が起きることとなった。LGBTというマイノリティーをマジョリティーが「自身に注目を集めるため」利用、消費する、というマーケティングの手法を指す。それがLGBTを「バカ」にしたり「傷つける」ことになるのだという。だだネットにはこんな反発もある。
「ネタに出来るくらいの認知があってこそ初めて多様化の実現、平等の実現と言えるのでは?」
「LGBTを差別してるならまだしもしてないし、これで差別と捉えるやつほど差別意識が根底に残ってるよね」
「悪質とか理解がないとか騒ぐから理解してもらえないんだよな」
などといったことが掲示板に書き込まれている。
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(リンク)
高野麻里佳さんTwitter「ネタでした〜」
https://twitter.com/yurika_takagi/
高木友梨香YouTubeチャンネル「高木友梨香と高野麻里佳から御報告があります」
https://www.youtube.com/watch?v=lkKRNfPy9AI
日刊スポーツ「声優の高野麻里佳、高木友梨香の“交際報告”LGBTをエープリルフールネタにしSNS批判殺到」