自由民主党の青山繁晴参議院議員(71)が11月10日配信の「帰って来た虎ノ門ニュース」に出演し、次期総裁選に出馬すると公言した。
「国会議員の役割は一つ。それは国民を護ること」。第一にやらなければならないのは憲法九条の改正。総裁になった場合はいきなり解散もあるとした。それはが改正への一番の早道。また公明党との連立をやめるとした。
死ぬ気の覚悟ではなく死ぬ覚悟
総裁選出馬については新著「戦」(ワニブックス 、10月11日刊)に記しており、また前日の9日、自民党の現閣僚で時期総理候補とされる人物にも宣言したという。北朝鮮による拉致問題、中国韓国による国土の買収、左翼思想の教育(教科書)など、こうしたことが解決できないでいるのは憲法九条にある。
「法の根幹を変えなくては国民を護ることができない」
自民党の負の体質の根は深く、びっしりと張り巡らせている。それは派閥のせいと考えていたが、実は議員一人一人の「後援会」が手綱を握っているとした。自分は後援会もなければ政治献金も受けてはいない。自民党を変えるなら利害関係の無い自分だとした。自信があるようで、
「勝てるようにやらなければならない。犠牲になるために出る。死ぬ気の覚悟ではなく死ぬ覚悟だ」
とし、暗殺された幕末の志士、坂本龍馬の名前を出した。
こんな総裁候補に誰が投票する?
実は6月23日に公布・施行されたLGBT理解増進法は総裁選に出るための「予行練習」だったという。青山議員は成立に反対し採決時に退席した。青山議員は議員集団「護る会」の代表を務めていて総勢85人が在籍している。このうち17人が青山議員に追随する予定だった。ところが一人一人と剥がされ結果的にゼロになった。議員はそれぞれ派閥に属している。その影響でと報道されたが、現状の派閥長にはそんな力はなく「後援会」の指示だった。そうしたカラクリを知ることができ、その経験を総裁選に生かすとした。総裁になったらまず何をするかと問われた青山議員は、
「九条改正を掲げていきなり解散」
とした。また、公明党との連立も解消するという。「そんな公約を掲げた議員に投票する人はいるのかな?」などと自虐的に笑っていたが、意外に自信はありそう。「自民党を内部から変える」とする青山議員は、総裁になれなくても強いショックを自民党に与えるため、という可能性もありそうだ。岸田文雄首相(66)の総裁任期は来年9月まで。
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(リンク)
「【虎ノ門ニュース】2023/11/10(金) 青山繁晴×大高未貴」
https://www.youtube.com/watch?v=IMum09ZY9Zg
ワニブックス「青山繁晴 – 戦 TELL-ALL BOOK」