自民党の青山繁晴参院議員(70)が6月23日、降板から約3年3カ月ぶり「虎ノ門ニュース」に復帰した。

旧DHCテレビは降板理由について、出演日時を勝手に変更するといった「わがまま」と発表。一方、山田晃元社長も含めた出演者間の「内紛」とも囁かれていた。復帰した青山議員はパワー全開。「LGTB法」成立の裏側と、党議拘束違反で自民党を除籍になった場合の覚悟について説明した。「衆院選に無所属で出馬することを決めていた」。

岸田首相は法成立と同時に解散を切望

青山議員は16日の参院本会議での採決を途中退席。党議拘束違反となり厳重注意を受けた(違反したのは山東昭子元参議院議長、和田政宗議員の3人)。青山議員は除籍になることも覚悟していた。岸田文雄首相(65)はLGBT法が通ったこの日、同時に衆院解散を切望していた。除籍、そして解散総選挙になれば無所属で衆院選に出馬する。ただし、当選の場合は自民党に戻る。選挙に勝てば戻れる、というのが自民党の伝統。なぜ戻るのか。青山議員は「日本の尊厳と国益を護る会」(87人所属)の代表、海洋資源の開発に関わっている。自らそれを継続させなければならない。そして、LGBT法を通すという暴挙に出た自民党。中から変革しなければならない。自民党とLGBT法成立について青山議員は驚きの内幕を語る。

「G7サミットで恥を掻きますよ」

岸田首相はもともと同法案成立に乗り気ではなかった。ところが「広島サミット」開催が迫ると、米国の民主党政権、ラーム・エマニュエル駐日大使が圧力を掛けて来た。

「このまま行くと日本は、LGBTを差別していると言われ、G7サミットで恥を掻きますよ」

慌てた岸田首長はゾンビと化した法案を引き釣り出す。そしてサミット。LGBTの話題は殆ど出なかった。そもそも首脳らは、他国の内政干渉に興味は無い。これによって議員の多くは「廃案になった」と理解した。ところがである。公明党が、

「あなた、(衆院)解散したいんでしょ?だったら自公連立が必要になる。LGBTを今国会で上げてください」

と近寄った。

LGBT法は総理の欲に基づいたもの

吊るし(審議しない)で終わるはずが、岸田首相が「降ろせ!(審議しろ)」と指示を出す。この時の岸田首相の様子、人づてに聞いた。普段は温厚な首相。しかし、

「目が座っていた。一点を見ていた。自公が壊れたら困る。やりたい解散ができなくなる」

青山議員はこれを「総理の欲に基づいたもの」と語った。「降ろせ!」と言われてニッコリしたのが土屋正忠衆議(81)。長年の苦労が報われる、そんな思い、閣僚の道が開けるかもしれない、との期待。なぜ青山議員は除籍を覚悟したのか。それは同調し党議拘束を破る可能性のある議員が17人いたから。首脳の一人に面会した。

「 (17人は説得され従うと思うが)もし何人か残ったら私だけ処分してください。除籍を含め処分を全部受け入れます。多数派工作はしていませんが、私が預かります。そして『護る会』を存続させること、海洋開発を続ける事を求めます」

「審議されたら困るからさ」

この時、審議不十分でLGBT法を通すのは尚早だ、と批判した。すると、ある幹部から、

「審議されたら困るからさ」

との発言が出た。女性、子供に及ぶ危険、学校でどんな性教育をするのか、銭湯や旅館などの経営はどうなるのか、などを追及されたら、法案は通らない、というのだ。

青山議員は結果として、厳重注意という軽い処分となった。呼び出されたり、口頭注意も受けていないという。議会から出る際、世耕弘成参院幹事長(60)の後ろを通った。その時に「厳重に注意をします」と言われただけ。青山議員は「ハイッ!」と返事した。この「ハイッ!」だけで、詫びることは一切なかった。今回の処分に青山議員はかなりのご満悦。

「世耕弘成って言う人はね、器が大きいですよ。ああいった抑えた行動をなさるっていうことは、総理の資格があると思います」

と持ち上げていた。

 

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(リンク)

【虎ノ門ニュース】2023/6/23(金) 青山繁晴

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