キャンプ人気を押し上げた人気TVアニメ、「ゆるキャン△」の劇場版が2022年7月1日から全国公開されるなか、映画館内の「異臭騒ぎ」がTwitterで広がっている。「とにかく臭い、汗臭い」というのだ。

いわゆる「オタク」の夏場の汗臭さ(体臭)は、コミケ帰りの電車の中で「目が痛くなる」ほど、との苦情が以前から出ていたが、冷房を効かせ、空調に気を付けている映画館。これほどの苦情は珍しい。連日の猛暑で「電力需給ひっ迫注意報」が出され、節電のため映画館は室温を高めに変えたのか?NNJニュースは映画館に事情を聞いてみた。

ゆるキャン映画館まじで臭いです!

「現場から失礼します!臭いです!!!!ゆるキャン映画館まじで臭いです!」

「劇場内、汗臭い生乾き臭 隣に座った男性、体をぷるぷる震わせて『デュフフフフッ』、たまに独り言を約20分に1回つぶやく 終わってまた独り言『満足感やばい』 私はお前のせいで不満感がやばいわ」

「ゆるキャン映画の感想見ようとしたら 映画館が臭い話ばかりで鬱」

「凄い臭ったけど 隣にいたオタクの体臭なのか 自分の体臭なのか 友達の食ってるポップコーンの臭いなのか全然分からなかった」

こんな感想がTwitterで呟かれた。夏場のオタクの臭さは有名で、悪臭の出所はオタクだと決め付けられ批判が集中している。しかし、場所は冷房を効かせ、空調に気を付けている映画館。「異臭騒ぎ」とまで言われるほどの騒動になるのは珍しい。もしかしたら映画館は「電力需給ひっ迫注意報」と「節電」のため、館内の温度を普段の夏より高めに設定しているのではないのか?映画館に話を聞いてみた。

館内の温度がいきなり上昇した

NNJニュースは7月3日夕、都内、埼玉県、千葉県にある4つの「ゆるキャン△」上映館に話を聞いた。すると4館とも温度設定はこれまでの夏と同じ。特に節電のため設定温度を上げるなどということは一切していない、と答えた。ところが、ある映画館の担当者はこう打ち明ける。

「当館ではスタッフが快適な温度になっているかどうか、巡回をして調べています。この一週間は、気温の急上昇に伴い、館内の温度がいきなり上がることがある。スタッフが慌てて温度調節をする、ということが起きています」

6月30日の最高気温は36.4度で6月として観測史上最高気温を更新。それが7月1日の「ゆるキャン△」公開日も続いた。オタクが汗だくになって映画館に流れ込む一方、史上最高気温を受け、映画館内の温度が急に上がる、そうした現象が重なって起きたということのようだ。

(関連記事)

落ち葉の上で焚火した日産キックスの広告が「大炎上」!ナビゲーターはキャンプ女子

https://nnjnews.net/?p=1758

広瀬アリスは庵野秀明監督の名前を知らない。ビジネスオタク疑惑よりファン達が悲しんだこと

https://nnjnews.net/?p=4829

中川翔子さんを見てイラつく競馬ファン 有名作家「なぜ競馬番組に起用した!?」とキレた理由

https://nnjnews.net/?p=6888

(リンク)

映画「ゆるキャン△」公式サイト

https://yurucamp.jp/cinema/

「ゆるキャン△」展イベント公式サイト

https://yurucampten.com/