昨年11月18日に７年8カ月間の配信で幕を閉じたはずの「虎ノ門ニュース」。なんと３月31日に電撃再開した。アドレス、収録スタジオ、セット、オープニング・エンディング曲も引き継いだ。チャンネル登録者数も85万2000人のまま。出演もお馴染みの顔ぶれだ。
変わったのはスポンサーがDHCではないこと。MCが元フジテレビの田中大貴アナ(42)。金曜日限定配信で朝8時から1時間半の生放送。ただし、スポンサーが付くなど「資金繰りの目途が立てば」従来通り月～金の放送になる。では、「虎ノ門ニュース」の後継番組を謳う「闇鍋ジャーナル」「あさ8」はどうするの？
DHCTV元社員の「自己資金」運営
3月31日の出演はお馴染みの竹田恒泰さん(47)、ケント・ギルバートさん（70）。番組冒頭に元DHCテレビ社員が登場。再開の経緯を説明した。
「このたび私たちが正式にYouTubeチャンネルと、このスタジオを継承し、『帰って来た虎ノ門ニュース』として番組を再開できることになりました」
資金の都合で当面は金曜日週一回の配信となるが、メンバーシップやスポンサーを募るなどし、従来の月～金配信を目指したいとした。運営スタッフが少数になり、見苦しい点が出るかもしれないが、温かい目で見守って欲しいとした。スポンサーは今のところ「ございません」。そのため、DHCテレビ元社員が「自己資金の持ち出しで」運営している。ただ、「前の会社の資産が相当残っていた」ことは否定しなかった。
「番組が終わってしまって凄く寂しい、再開して欲しいという声が相当数あったことで、なんとか再開できないかと道を探した」
ところで元DHCテレビ山田晃社長は関わっているのか。
山田元社長は「闇鍋」で頑張っている
「山田社長は、いま、『闇鍋ジャーナル』で頑張っていらっしゃいますので、、、はい」
と元DHCテレビ社員。
「闇鍋ジャーナル」は「虎ノ門ニュース」の後継番組としてスタート。山田元社長をはじめ、当時のスタッフが結集している番組だ。実は作家の百田尚樹さん(67)、1月27日配信の自身のチャンネルで「闇鍋」に苦言を呈している。
「残務整理もせずに辞めていくスタッフがいた」
「闇鍋」が始まったのは昨年11月1日。「虎ノ門」終了前だ。百田さんは、
「残っている人たちの気持ちは考えたのか？彼らはプロではない！」
と激怒した。「虎ノ門」の再開は、番組終了まで社に残り残務整理をしていたスタッフによるもの、ということが分かる。
番組の出演者の丸かぶりどうする？
それでは後継番組「闇鍋」と「あさ8」(百田尚樹・有本香のニュース生放送 あさ8時！」)はどうなるのか。31日の「あさ8」では、配信時間が重なっているためか、何も語らなかった。問題は「闇鍋ジャーナル」である。出演者が丸かぶりだからだ。立ち上げ発起人とされているのが須田慎一郎さん(62)。そして、最多出演者が先の竹田さん。さらに、再開した「虎ノ門」だが、4月7日配信の出演者は須田さん、田北真樹子さん(52)、岩田清文さん(66)。31日午後7時から生配信される「闇鍋ジャーナル」には田北さんが出演する。「虎ノ門」が再開したわけだから、出演者丸かぶりの後継番組は存在意味がない？
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（リンク）
「【虎ノ門ニュース】2023/3/31(金) 竹田恒泰×ケント・ギルバート」
https://www.youtube.com/watch?v=M_bEENACxuY
帰ってきた 虎ノ門ニュース【公式】Twitter