声優の鈴木達央さん(38)の音楽ユニット「OLDCODEX」が2021年12月27日、2022年4月22日公開のアニメ映画「劇場版Free!-the Final Stroke-」後編の主題歌をもって解散すると発表した。

「OLDCODEX」は今年7月の不倫騒動以降の活動はなかった。アニメ「東京リベンジャーズ」のドラケン役の降板など、業界追放が進んでいるとされる鈴木さん。「OLDCODEX」の解散で、こうした動きは不倫をしたから、というよりも、劇場版「Free!」の音源を漏洩するというタブーを犯したから、ということのようだ。

新曲は発売中止、劇場版から主題歌が消えた

声優ファンにとって、鈴木さんを業界から追放するかのような雰囲気は不思議な出来事である。というのも、不倫を含め声優には様々な恋愛スキャンダルがあるのに、ここまで追い詰められた例は知らないからだ。それが「OLDCODEX」の解散発表で、ある報道がクローズアップされ理解が進んだ。それは不倫を報じた「文春オンライン」(2021年7月30日)だ。

「OLDCODEX」はテレビアニメ「Free!」の主題歌を一期から三期までと劇場版一作目を担当した。実は「Free!」の最後の作品となる劇場版「the Final Stroke」前編でも、オープニング曲を担当することが決まっていた。ところが、この報道の後に、「OLDCODEX」の新曲の発売中止、同曲を使っていた劇場版「Free!」前編の予告編の放映中止、そして劇場版「Free!」前編はオープニング曲が無く9月に公開された。

公開前の音源とか聞かせてくれて横で歌って

文春は、

「2時間くらいドライブしてたんだけど(鈴木が)公開前の音源とか聞かせてくれて横で歌ってて車内ワンマンかいされてた。死ぬんかワシ…終始にやけていた」(4月14日の投稿)

という鈴木さんの不倫相手のSNSを公開した。そして鈴木さんの5月22日のtweetが、

「これから新曲のレコーディング。変わるなら思いっきりに。突き抜けた変化をお届けできるように。お楽しみに」

となっていると指摘した。不倫女性の知人の話として、

「LiSAさんがライブで自宅にいないということで、逢瀬の場所を急遽ホテル『M』から自宅に変更したようです。この日、A子は達央さんにアニメ『Free!』の新曲デモテープを聞かせてもらったそうで、とてもご機嫌でした」

さらに、この不倫相手の女性の仕事は、スタジオの録音担当と書いている。音楽業界に限らず、製品の製作途中の情報の外部流出はタブー中のタブーで、コンプライアンス違反、著作権違反などに問われる。しかも漏洩した相手が他社のスタジオの録音担当ともなれば、一発アウトだ。

「じゃなきゃここまで徹底的にやられないだろ」

「Free!」シリーズ製作委員会は8月17日、劇場版「Free!」前編についてこう説明した。

「今回の(鈴木さんの)活動休止を受けまして、製作委員会・OLDCODEXのレーベルスタッフと協議を重ねた結果、楽曲の発表を見合わせることとなりました」

ただし、来年4月22日公開予定の後編は、約12年間に渡り橘真琴役を務めた鈴木さんを起用し続けるとした。そして12月27日、主題歌を「OLDCODEX」が担当すると発表した。曲は問題となった前編用を採用するのか、新たに作られるのかは分からない。そして同じ12月27日、「OLDCODEX」の解散が発表された。鈴木さんにとって「Free!」後編が芸能活動の最後になるのだろうか。ネットでは、

「やっぱり情報漏らしてたんだな じゃなきゃここまで、徹底的にやられないだろ」

「鈴木達央の件 未だに不倫が原因だと思ってるオタク多すぎて笑う」

「会社としてマズイのは不倫よりも情報漏洩 一番信用を失くすし、企業側としては一番やられたくないこと」

などといった書き込みが出ている。

 

(リンク)

「Free!」シリーズ製作委員会

「劇場版 Free!-the Final Stroke-」後編の主題歌につきまして」

http://fs.iwatobi-sc.com/news/

ランティス「OLDCODEXに関しましてご報告」

http://www.lantis.jp/news.php?id=1640574000