韓国の有力紙、中央日報日本語電子版は2020年11月18日、「日本政府が来年7月の東京オリンピック(五輪)期間に金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長を東京に招待する意向を明らかにした」と報じた。
加藤官房長官「おいでになるならば一つの機会」
これは日韓議員連盟会長の与党「共に民主党」の金振杓(キム・ジンピョ)議員が同紙のインタビューで語ったもの。日本政府高官が、
「金委員長が出席する意向があるなら、五輪組織委員会を通じて正式に招待する場合もあると話した」
という。高官とは誰かと言えば、金振杓氏は13日に来日した際に、菅首相、二階俊博自民党幹事長、森喜朗東京五輪組織委員会会長と会ったのだという。
「東京五輪組織委員会会長である森元首相も出席意思があるなら招待するのが道理ではないかという話をした」
とも述べている。韓国の構想としては東京五輪を契機に日韓関係の正常化はもちろん、日・韓・米・朝の外交の突破口にするという構想は全体の意志だとした。
加藤官房長官は18日、記者会見でこの件を問われると、
「日本政府が招待ではなく、国会のやり取りの中で菅首相も、もしおいでになるならば一つの機会」
としたうえで、
「中身の一つ一つについてコメントは控えたい」
などと語った。
(リンク)
中央日報日本語電子版