歴代の日本の総理大臣を「美少年化」したマンガが集英社の月刊漫画誌「ジャンプスクエア」(ジャンプSQ. )で始まるらしい。国を擬人化した「ヘタリア」で知られる漫画家の日丸屋秀和さん(35)が自身のツイッターで2020年11月27日に告知した。
時節柄、歴代の総理大臣として頭に浮かぶのは鳩山由紀夫氏(73)、菅直人氏(74)、村山富市氏(96)などだが、誰が「美少年」総理として登場し、乙女のハートをキュンキュンさせるのだろうか。
総理俱楽部「再びかがやく日本のリーダーたち!!」
日丸屋さんは25日、ツイッターで「ジャンプSQ.2月号(2021年1月4日発売予定)から○○○○をテーマに新連載もスタート」とつぶやき、27日にその内容を公開した。
「新連載『総理倶楽部』(そうりくらぶ)がスタートします!!ご期待ください~!!詳細は12/4(金)発売のジャンプSQ.1月号にて」
というものだ。写真がアップされていて、7人の「美少年」が並んでいる。説明として、
「今、再びかがやく日本のリーダーたち!!」
「国会議事堂の地下、誰にも知られていないその場所に集まっていたのは___。日本を担う『総理コメディ』開幕!!」
とある。
日丸屋さんといえば日本、イタリア、スペインなど国を擬人化(イケメン化)した歴史コメディマンガ・アニメ「ヘタリア」で知られている。それぞれの国の特徴を独自の目で捉え、「さもありなん」なギャグを連発して大人気になった。この情報にネットでは、
「これからは◯◯総理推しです、っていうことになるんか…」
「鳩山(由紀夫元総理)だけが気になる」
「流石に実在のオッサンを美化するのはちょっと・・・」
「これパヨクだけじゃなくてネトウヨもうるさくなりそう」
などといった感想が出た。ただし、誰が登場するのかは発表されておらず、ファンは色んな妄想を巡らせている。
歴代の総理大臣を「美少女化」したゲームも出ていた
これまで歴史上の人物をイケメン化、美少年化、したマンガ、アニメは数々あり、有名なのは「文豪ストレイドッグス」で、太宰治、芥川龍之介、中島敦、谷崎潤一郎、宮沢賢治といった名前が登場し異能バトルを繰り広げる。
イケメン化、美少年化は2000年初頭からテレビゲームで盛り上がり大ヒットを連発した。「戦国無双」(2004年~、コーエーテクモゲームス)では「真田幸村」「前田慶次」「明智光秀」などが登場し人気を博し、乙女の間で戦国武将ブームも起きた。それが次に女性化、美少女化の波が来て男性ファンを狙った。例えば、「織田信長」などを美少女化したマンガ、アニメ「織田信奈の野望」(2009年~)がヒットした。「恋姫†無双」「戦国乙女〜桃色パラドックス〜」というものもある。
実は、歴代の総理大臣を美少女化したゲームも出ていた。DMMのプラウザゲーム「政剣マニフェスティア」(2016年)がそれで、プレイヤーは美少女化された歴代の総理大臣を従えて敵を倒すというもの。ただし、
「このゲームはフィクションです。実在の人物、団体とは関係ありません。ホントに一切関係ありません。ただの美少女が戦うファンタジーです」
という注意書きが付いている。ネットでは、
「訴えられたら負けるだろこれ」
「歴史に名を残すと日本のゲームで女体化、美少女化されるぞ」
といった感想が出ていた。一部で人気だったが2020年7月10日にサービスが終了している。
(リンク)
鳩山由紀夫公式Twitter
https://twitter.com/hatoyamayukio?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
集英社ジャンプコミックス「総理俱楽部」
https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-882627-1