プロボクサーの那須川天心選手(25)が2023年11月20日にX(旧Twitter)でトークライブ(スペース)を行い、キックボクサーのYA-MAN選手(27)に1回1分17秒でTKO負けをし、記憶を失った総合格闘家の朝倉未来選手(31)について、「未来さんを救えるのは俺しかいない」と語った。近々面会(食事)に行くという。言いたいことは「自分のために格闘技をやって欲しい」。

未来選手は、天心選手のキックボクシング引退試合でセコンドに付くほど親しい間柄。天心選手はYA-MAN選手とも立ち技格闘技団体「RISE」を通じ親交がある。

「客観的に言って引退です」

11月19日、未来選手はYA-MAN選手がプロデュースするキックボクシングの新イベント「FIGHT CLUB」で対戦。一方的な展開でYA-MAN選手が勝利した。未来選手は強い脳震盪を起こし試合後の記者会見は中止に。ところがその3時間後に自身のYouTubeチャンネルに出演。「自分が何者かも分からない」「客観的に言って引退です」などと語った。ファンの間にショックが広がった。

天心選手と未来選手の「蜜月」は有名。YouTubeチャンネルで何度もコラボを行ってきた。2022年4月2日、格闘技イベント「RISE」の卒業試合の対戦相手は同門で同い年の風音選手。父親の那須川弘幸さんが風音選手のセコンドに付き、代わりのセコンドがなかなか見つからなかった。そこで「オレ行こうか?」と手を上げたのが未来選手。勝利後 リングで抱き合う二人の姿が印象的だった。しかしボクシング転向後、2人の交流は無くなった。「不仲説」も出たが、天心選手はそれを否定している。

「会うべきではない」と思っていた

未来選手が「FIGHT CLUB」に出場したのはYA-MAN選手に花を添えるためと言われている。

天心選手は未来VSYA-MANについて、

「ちゃんとした文脈、ストーリーが無い中で行われた」

とした。結果的に2人も、関係者も、ファンも誰も得をしない結果となった。

「あの人、自分のために格闘技やってないと思うんだよ。ここんとこずっと。視聴者のためにやっている。それをみんな理解していないよ」

とした。未来選手は試合後「記憶が無くなった」「客観的に引退ですね」と語った。天心選手は、

「客観的とか視聴者がどう思っているのかではなく、自分の心に聞いてください」

未来選手はずっとカッコイイ自分でいたいと思っている。でも本当は自分のために格闘技をやりたいはず。その「自分のため」というのが分からなくなっている。自分の好きな事をやって欲しい、と伝えたい。

「未来さんを救えるのは俺しかいない」

「しばらく会ってなかったけど、救って来ます。心の拠り所になりたい。会ってきますよ」

と語った。今まで「今は会うべきではない」と感じていた。避けていたわけではないが、「今、会うタイミングが来た」、とした。

 

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(リンク)

那須川天心X

https://twitter.com/TeppenTenshin

朝倉未来YouTubeチャンネル「試合を終えて」

https://www.youtube.com/watch?v=SnR0kg0HSrM