テレビ東京ドラマ「孤独のグルメ」井之頭五郎役でお馴染み、俳優の松重豊さん(59)が、「ドラえもん、好きじゃないんだよね」と語った。その理由がユニークで共感を集めることになった。

「登場人物に誰1人、感情移入できない」

重松さんは2022年5月3日、自身がパーソナリティーを務めるFMヨコハマ「深夜の音楽食堂」で、藤子不二雄さんの作品に触れた。リスナーからドラえもんには「どこでもドア」、「ヒラリマント」「もしもボックス」など面白い秘密道具が登場する。「重松さんの秘密道具があったら教えて欲しい」との質問があった。重松さんは、ドラえもん人気は留まることを知らないし、声優さんが代わってもまだまだ子供たちは熱狂している、としたうえで、

「その理由が分からないんだよね。出てくる登場人物に誰1人、感情移入ができない。ドラえもん、好きじゃないんだよね」

とし話し、その理由を語った。

ドラえもんのせいでのび太はダメなまま

まず、のび太は依頼心のかたまり。ジャイアンは可愛げのないイジメっ子。

「スネオっていうのはアイツはダメでしょう。しずかちゃんは風呂入っているだけだし、、、ドラえもんも未来から何をしに来たのか」

ドラえもんが未来から来たことによって、のび太の人生がどんどんダメになっている感じがする、という。そんな重松さん、藤子不二雄作品で推すのは「パーマン」と「オバケのQ太郎」。「パーマン」は変身する魅力があり、子供時代は母親から風呂敷を借りて首に巻き付け「パーマンごっこ」をした。オバQはドラえもんより家族構成が面白い、と語った。結局、重松さんはリスナーから質問された「重松さんの秘密道具」については一言も触れずに終わった。ネットでは、

「松重さんに同感。やっとこの価値観を、公に発言する著名人が居てスッキリしました。ドラえもんがいる以上、のび太はずっとダメなままだろうね」

「同じ気持ちの人が沢山いて嬉し過ぎます。非国民扱いが怖くて言えませんでしたが、私もドラえもん苦手です。ジャイアンとかスネ夫の酷さに笑えません」

「同じです。なんかホッとしました。苦手っていうと変わっていると思われるから言えなくて。パーマンは好きでした」

「今迄、人に言っても理解してもらえなかったので、もの凄く共感です。ドラえもんは子供ながらに、どの登場人物も嫌な奴ばかりで、見ていて嫌悪感しかなかった」

などといったことが掲示板に書き込まれ、重松さんに対する感謝が綴られている。

 

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(リンク)

FMヨコハマ「深夜の音楽食堂」(2022年5月3日放送分) radiko

https://radiko.jp/#!/ts/YFM/20220504003000