キックボクサーの那須川天心選手(23)がTwitterにアップした1枚の写真が感動と涙を呼んでいる。リング上で総合格闘家の朝倉未来選手(29)に抱きついているもの。Tweetはなく写真だけだが、二人の笑顔が全てを語っている。
天心選手は2022年4月2日、格闘技イベント「RISE」の卒業試合を行った。対戦相手は同門で同い年の風音選手。TEAM TEPPEN会長で、父親の那須川弘幸さんは風音選手のセコンドについた。天心選手は父親の代わりのセコンドを探したがなかなか見つからず、そこで手を上げたのが未来選手だった。
兄貴の力を借り何十倍もの力を出す
天心選手が未来選手にセコンドをお願いした、と公表したのは3月13日配信の「那須川天心チャンネル」。天心選手が「4月まだセコンド決まってないんですよ」と打ち明けると、未来選手が「オレ行こうか?」と言われたのだという。天心選手は、
「兄貴の力を借りて、何十倍もの力が出せるじゃないかと思う」
と語っていた。「RISE」の最終試合は父親が風音選手のセコンドに付くことで「史上最大の親子げんか」の煽り文句が用いられた。天心選手にとって父親がそばにいなくても、You Tubeチャンネルで数々のコラボをしてきた未来選手という「兄貴」がいたわけだ。
「も〜たまんなくいい写真 凄くいい!」
試合は、天心選手を育て知り尽くした父親の戦略が功を奏したのか、天心選手のいつものキレが封じられ、カウンターが取れず、顔面にパンチを食らうなどヒヤヒヤの展開もあった。試合後のセレモニーで天心選手は、スカッとKOで勝ちたかったが、
「本当に力んじゃった。こんなに殴られたのも初めて」
と語った。それでも結果は判定2-0で勝利。リング上で天心選手が朝倉選手に抱きついた写真は、タッグを組んで勝利した2人の喜びと友情が溢れている。2人の仲の良さは数々のコラボ動画で証明済みだ。天心選手のTwitterには、
「も〜たまんなくいい写真 凄くいい!すごく好き も〜2人とも大好き」
「心温まる、感動的な写真に電車で1人涙がこぼれました。感動をありがとうございました」
「この光景めちゃくちゃ幸せな気持ちになりました!最強で最高のふたり」
などといったリプが並んでいる。
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那須川天心選手Twitter