講談社の漫画雑誌「ヤングマガジン」に連載中の「月曜日のたわわ」。胸の豊かな女子高生が登場するセクシー系。第4巻が2022年4月4日に発売されたその日、なぜか日本経済新聞に全面広告が掲載された。
スポーツ紙ならいざ知らず、日経新聞という性質から悪目立ちし、いつもの「性的搾取」だとの批判が起こり炎上した。一方、トレンドワードとして急上し一時トップに立ち、4月6日午後5時のYahoo!ヤフーリアルタイム検索では「月曜日のたわわ」が10位になっている。
胸の豊かな女の子で憂鬱な気分を晴らす
「月曜日のたわわ」は、イラストレーターの比村奇石さんがTwitter上で胸の豊かな女性イラストを毎週月曜日にアップしていたもの。月曜日の朝に会社に向かうサラリーマンの憂鬱を、胸の豊かな女の子のイラストで救おうという企画だった。やがて同人誌となり、2020年11月から「ヤングマガジン」で再編集され連載漫画となった。また、2016年10月にはWEBアニメが制作されるも、YouTubeのコミュニティガイドライン違反として初回が削除された、という経歴もある。
そんな漫画の第4巻発売告知が4月4日の日経新聞の全面広告となって登場した。スタートこそサラリーマンを元気付ける目的だったが、漫画版の主人公は女子高生になり学園生活も描かれている。ネットでは「なぜ日経新聞に?」という疑問が広がった。すると案の定、炎上騒ぎに発展した。
子供に性的視線を向けるのを奨励?
TwitterなどのSNSには、
「日経読んでいるのは男だけかい?誰かが元気になるために誰かを消費していいわけではない」
「なんで未成年の子供が大人を元気付ける立場をやらされなきゃいけないんだよ」
「いいかげん子供に性的視線を向けるのを奨励するような広告は、社会的虐待だと認識しろ」
といった批判が起大量に書き込まれることとなった。どうして講談社は日経新聞に全面広告を出したのか。
編集部は、
「4月4日は今年の新入社員が最初に迎える月曜日です。不安を吹き飛ばし、元気になってもうために全面広告を出しました」
と説明している。
「炎上マーケに乗ったフェミの負け」
しかし、こういう類の広告やポスター、案内が「公的な場所」に登場し相次いで炎上してきたことを、編集部が知らないはずがない。それが漫画やアニメファンの共通した意見だ。そこで「炎上マーケティング」を疑う人もかなりの数いるのだ。これまで「性的搾取」などと批判され炎上したのは行政だったり、公的機関だったり、業界の組合いだったりした。ところが、講談社は出版社だ。ネットでは、
「炎上前提の広告よね 燃えてもノーダメージで名前が広がると最高のパフォーマンス」
「結局のところ炎上前提でも広告出した方がメリットがでかいんだろ そりゃ次から次へと出てくるわけだよ」
「炎上狙いが露骨過ぎるだろ オタクもいいように扱われて可哀想だな」
「炎上マーケティングに乗ったフェミの負け」
といった感想が掲示板に書き込まれている。これによって「月曜日のたわわ」の知名度が急上昇。一時はトレンドワードのトップになり4月6日午後5時のYahoo!ヤフーリアルタイム検索では10位になっていた。
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「月曜日のたわわ2」公式サイト