徳島県は2022年8月12~15日開催の「阿波おどり」と人気アニメ「パリピ孔明」のコラボを発表した。メタバース(仮想空間)「とくしまバーチャルパビリオン」に同アニメキャラクターの諸葛孔明と月見英子が登場。阿波踊りを披露する。観客はアバターでメタバースに参加することができ、徳島県の県内の観光名所を背景にキャラとの記念撮影ができる。
その様子はJR徳島駅前の「アミコドーム演舞場」特設ステージで上映され、限定のうちわも配布されるということだが、どうして「パリピ孔明」がコラボに選ばれたのだろうか?
孔明の合いの手で英子が躍りアバターで参加
今回の企画は2025年に開催される大阪・関西万博に向けた県の情報発信プロジェクトの一環。メタバースの舞台には孔明と英子が登場。英子が阿波踊りを披露、孔明はその横で合いの手を入れる。孔明と英子の語りもある。それを見て観客も一緒に踊れるような作りになっている。メタバースにはアバターで参加することができる。孔明と英子がいる舞台には上がることはできないが、フォトスポットが設けられており、県内の観光名所を背景に孔明と英子のパネルと自身のアバターの記念撮影ができる。
なんで阿波踊りなの?
同イベントのメタバースは8月11日~15日まで公開。1日5回、各5分程度(18:00~18:05、19:00~19:05、20:00~20:05、21:00~21:05、22:00~22:05)実施される。JR徳島駅前アミコビル2階デッキ特設ステージは8月12日~15日まで。1日4回、各20分程度(18:50~19:10、19:50~20:10、20:50~21:10、21:50~22:10)。英子の阿波おどりステージを同時中継する。12日18時からは「パリピ孔明×とくしまバーチャルパビリオン」コラボうちわの配布があり、2種類1000枚の計2000枚が配布される。
もちろんメタバースには徳島に行かなくてもスマホやPCでどこからでも参加できるわけだが、「パリピ孔明」といえば、東京渋谷のクラブが舞台。どうして阿波踊りなのか?
「パリピ」とは「パーティー・ピープル」
NNJニュースが8月9日に徳島県政策創造部万博推進課に話を聞いてみたところ、阿波踊りを通じ徳島県の魅力を世界中の幅広い年代の人に知ってもらうため、日本のキラーコンテンツであるアニメを活用できないかと考えた。そこで朝日広告社と 講談社のビジネスユニットチーム「C-biz SDGs」に相談したところ、講談社「ヤングマガジン」連載中の「パリピ孔明」を推薦された。「パリピ」とは「パーティー・ピープル」(パーティー好きな人々)であり、アニメではダンス、ミュージックがふんだんに使用されている。「阿波踊りにマッチするアニメだとわかりコラボを決定した」と説明した。一方で「パリピ孔明」とのコラボは15日に終了。来年のコラボはどうなるのかは未定という。
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(リンク)
徳島県HP「☆8/11~8/15パリピ孔明イベント開催☆【大阪・関西万博】とくしまバーチャルパビリオン」
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippann
okata/kurashi/chihososei/7206222/
TVアニメ「パリピ孔明」公式サイト