静岡県裾野市の私立「さくら保育園」で園児を虐待したとし、1歳児クラスの園児を担当していた3人の元保育士が2022年12月4日に逮捕され、市は5日、園長を犯人隠避の疑いで刑事告発した。足をつかみ宙づりにする、カッターナイフで脅す、園児のズボンを無理やりおろす、給食を食べない園児の頭を後ろからたたくなど15の虐待があった。これに関し第29代航空幕僚長の田母神俊雄氏(74)が5日、Twitterで、「問題にするほどのことなのか」「逮捕されるほどのことなのか」と疑問を呈したため大炎上している。

園の保育士の内部告発で発覚

今回の事件は別の保育士が「不適切な保育がある」と8月17日に市に内部告発。市が園長と8月22日に面談し調査を指示。園は 9月9日に保育士3人を処分。園は10月下旬に「虐待行為を口外しない」との誓約書を全職員に書かせた。市長が報告を受けたのが11月28日。市の会見が開かれたのは11月30日。12月3日に県と市が園の特別監査を行って、4日に3人が逮捕された。そして5日、市は園長を犯人隠避の疑いで刑事告発した。村田悠市長は5日、この問題の担当部署の管理職3人を懲戒処分。健康福祉部長を更迭する方針を示した。そうしたなか、田母神氏はTwitterにこう投稿した。

「田母神さん、それはあかんわ」

「裾野市の保育園の虐待の話。本当に問題にするほどのことなのか。子供の足を掴んで逆さづりにして子供が喜ぶことなんかよくあることだ。保育士が逮捕されるほどのことなのか。今朝のニュースでは市長が園長を刑事告発するという。子供を守るのではなく事なかれ主義で自分を守っているのではないか」

これが大炎上する。作家の百田尚樹さん(66)はこれをリツイートし、

「田母神さん、それはあかんわ。わしは逮捕に値すると思うね。仮に不起訴になっても、絶対に許されることやない」

と戒めた。しかし、田母神氏は5日午後8時を過ぎても何の反応も見せていない。つまり、自分は間違ってはいない、ということなのだろう。そうしたなか、ネットでは田母神氏が過去に出版した本の話題となった。

「『体罰』で、問題児の八割は直せる」

その本は「それでも、体罰は必要だ! 」(ワック出版)。戸塚ヨットスクールの戸塚宏校長(82)との共著だ。目次には「『体罰』で、問題児の八割は直せる」「教育の基本は『強制』」「『叱るよりほめろ』というあきれたスローガン」「『体罰は教育である』が変わらない信条」などが並んでいる。つまり、今回の保育園児虐待事件は「体罰」であり、逮捕された3人は教育者として頑張っていた、とでも言いたいようなのだ。これについてネットでは、

「体罰や遊びと虐待を一緒にしちゃダメだろ」

「この件を擁護してる人間を見たのは初めてかも知れん」

「こんな奴が航空幕僚長をしてたんだぜ…いかにわが国の軍隊がポンコツ軍隊かわかろうというもの」

などといったことが掲示板に書き込まれている。

 

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(リンク)

田母神俊雄氏Twitter

https://twitter.com/toshio_tamogami

/status/1599538159351894016

百田尚樹さんTwitter

https://twitter.com/hyakutanaoki

/status/1599651070590201861

ワック出版「それでも、体罰は必要だ! 」

https://www.web-wac.co.jp/book/bunko/526