大手回転寿司チェーン「スシロー」店内を回っている寿司に、若い男性が除菌スプレーを噴射する迷惑動画が拡散、大騒ぎになっている件で、ネット上で犯人の特定が進められ、その男性が中学2年生の子供というのが分かり、一部で微妙な空気が流れた。
子供の個人情報を露にし、バッシングするのはどうなのか。ましてや「病名」を晒すなどあり得ない、というもの。一方で、「犯罪時点でアウト。人権侵害には当たらない」といった書き込みも出ていて、全体的には社会の安全を守り、罪を露にするため、子供でも個人情報晒しバッシングするのが正義、との意見が多い。
名前、顔、中学、部活、病名も晒される
今回の事件、あきんどスシローによれば「スシロー 光の森店」(熊本県菊池郡菊陽町光の森 7-41-10)で起こった。使われたのは卓上アルコールスプレー。現在は熊本県の全店舗で撤去した。アルコールは食品添加物にも使用されているもの。2 月 24 日現在、所轄警察署に相談していて、刑事民事の両面から厳正に対処する。迷惑行為をした関係者から連絡があった。ただし、
「一連の事象に関係する方々への直接的な危害となるような言動はお控えくださいますよう伏してお願い申し上げます」
としている。ネットでは人物が特定され、犯人の名前、顔写真、病名、通っている中学校、所属する部活、などが次々に掘り起こされた。該当中学Wikipediaも荒らされている。
「この少年今頃泣いとるよ」
今年1月下旬に起きた「スシロー」での醤油ボトル、湯飲み、寿司に唾を付けるなどの「ペロペロ」事件。「スシロー岐阜正木店」で起き、犯人は地元の工業高校の2年生(17)だった。本名や顔写真が晒され、高校を訪れ抗議をし、職員と言い争いをするYouTuberも現れた。この高校生、「これ以上学校に迷惑をかけられない」と自主退学をした。スシローは刑事民事の両面から厳正に対処する方針を示している。一方で今回の犯人、中学2年生という子供。ネット上では、まだ義務教育課程だとし、
「相手は子供だろ」
「ギャーギャー騒いでこの少年今頃泣いとるよ」
「何の権利があってこの子の個人情報を晒す事ができるんですか?」
といった擁護の声が出た。ところがである。
予防のため当然、人権侵害に当たらない
「少年法があるので怖くありません。賠償もたかが知れてる。バズって有名になれる方が重要」
など、子供だから許してもらえると思っている子供は多い。バカな子供を利用しこういうバカなテロをやらせる大人がいる。大人子供関係なく追及すべき、だとの声が圧倒的に多い。ネットでは、
「スシローだけでなくフードコート等、他でもやってるようなので、 顔や名前や出身が分かるのは合志市周辺の飲食店としては対策に役立つかもね」
「回転寿司ならオレもワンチャンいいね稼げるんじゃね?くらい思って投稿してると思いますよ 確信犯でしょ」
「罪人をほっとけと言うのですか、面白がって人に迷惑かけて、そんでそれの報いを受けたら人に庇われる。そんなんだからまた迷惑行為が増えるんですよ」
「中学生なら個人情報を容易に載せるなと習ってるはず、それを無視して自分で載せ、大勢の人間や会社に迷惑をかける。情なんて無用でしょ、下手すりゃ人死んでるぞ」
「犯罪時点でアウトやろ、自らを曝け出し、社会的挑戦と捉えられる。予防するのは当然、人権侵害には当たらない、たとえ未成年でも」
といったことがTwitterや掲示板に書き込まれている。
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(リンク)
あきんどスシローHP「アルコールスプレーを商品に噴霧するという迷惑行為」