タレントの渡辺直美さん(33)を「ブタ」に例え東京オリンピックの演出に使う。これは企画以前のアイディア出しの話で、10人以上が参加した「グループLINE」の閉じられた場所でのこと。しかも1年前のことだ。

「週刊文春」にリークしたのはこのLINEに参加した人と思われるが、辞任したクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)の説明によれば「アイデアフラッシュ」(瞬間的思い付き)での出来事でありそれをクリエイターがリークするのか?という疑問が出る。そして浮上したのが「LINE」の情報管理の脆弱性。中国の技術者が日本のLINEサーバーに少なくとも32回アクセスしていたのだ。

 

「何で漏れるの?普通は内部告発だけど、、、」

 

「俺はね、このアイディア(渡辺さんをブタにする)をなんで文春が手に入れたのか、誰が言っちゃったのか、何で漏れるの?普通に考えると内部告発だけど、ただ演出だからね。まだ決まったわけじゃない(企画ではない)からね。何でこのネタが外に出たのか。誰なの?」

梅沢富美男さん(70)は2021年3月18日放送の「バラいろダンディ 」(東京MXテレビ)に出演しそう語った。

つまり、企画を作る前段階の情報を内部告発することがあるとすれば驚き、という意味だ。

YouTubeチャンネル「さささのささやん」のささやんさんは、マーケティングのプロの視点でこう解説した。まず、「グループLINE」を使った会議は参加メンバーしか見ることのできないもので、今回の場合は「アイデアラッシュ」と「ブレスト(ブレインストーミング)」で行われている。「アイデアフラッシュ」は思い付き。「ブレスト」のアイデア出しのルールは、相手のアイデアを批判しない、アイデアを組み合わせる、言ってはいけないことを良しとして質より量を意識する、決断判断をしない、がある。そのため、今回の情報流出については、

「クリエイティブ業界へのショックは計り知れない」

とした。

 

「侮辱、侮蔑発言が切り取られ公開された」

 

クリエイターの作品が批判を浴びているのではなく、企画のそれもアイディア出し段階のものが批判されている。

「ブレスト上のルールに沿った侮辱、侮蔑発言が切り取られ公開されると、ブレストで何を言ってもOKという前提が崩れ、いい発想が出るのか。今後制約を受けたり萎縮ムードが漂うとすれば悩ましい。佐々木氏の一件は迷惑極まりない」

 

YouTube「改憲君主党チャンネル」は18日、「グループLINE」情報の流出は関係者からのリークか、中国など別ルートからの流出か、との論調を出した。

 

東京五輪をなきものにしようという勢力か?

 

NHKのニュースサイト「NHK NEWS WEB」(17日配信)によれば、中国の技術者から少なくとも32回、日本のサーバーにアクセスがあった。LINE利用者の名前や電話番号、メアド当個人情報だけでなく、やり取りされたメッセージや写真などのうち、不適切だとして通報が寄せられた内容にアクセスできる状態になっていた、と書いている。

「改憲君主党チャンネル」は、中国など別ルートからの流出について、こうしたLINEの情報管理の漸弱性を上げ「今はその見方(中国など別ルートからの流出)ができる」、とした。

「日本を貶めることができる。東京オリンピックのイメージを下げ、オリンピックをなきものにしようという勢力を感じる。誰が情報を出したのか(週刊文春は)情報源をはっきりしてもらいたい」

と話した。

 

(終わり)

(リンク)

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渡辺直美の「ブタ」騒動は利用され追い込まれた?(渡辺直美が芸人生命の危機に)前編

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