日本テレビ系の演芸番組「笑点」を昨年末で“卒業”した林家三平さん(51)に関し、三遊亭円楽さん(71)が意味深な発言をした。“卒業”ではなく“追放”の可能性が出てきた。

円楽さんは自分に人事権はないが、番組のオピニオンリーダーであり、スタンス的にはプロデューサーも兼ねているとし、「一生懸命アドバイスしたが、聞く耳を持たなかった」とした。

三平は降板理由を「息子のため」と語った

円楽さんが出演したのは2022年1月8日放送のお笑いコンビ「ナイツ」が司会の番組、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」。三平さんが「笑点」を降板したことについて、円楽さんはまず、

「ビックリした~。俺たちに人事権無いからね。だから年末で終わりということになったんだけど。ねぇ、可哀そうだけどしょうがないね」

と語った。実は三平さん、1月6日放送の同じ「ナイツ」が司会をするニッポン放送「ザ・ラジオショー」に出演している。ここで三平さんは降板の理由を「息子のため」と語っていた。自分があまりにつまらないため、小学校に上がった息子が誹謗中傷を受ける可能性が高い。だから一旦番組を離れ、自分を鍛え直すことが狙いと話した。この番組で三平さんは円楽さんから「落語も頑張れよ」と声を掛けられた、との話が出たと円楽さんに「ナイツ」が説明すると、円楽さんは、

「RIZAP(ライザップ)やってると言うからね、体鍛えるよりも芸鍛えろってね」

と話した。三平さんは体重を18.6kg落とした。視聴者は「笑点」の降板による心労ではないか、と心配したが、RIZAP のCMに起用されたというものだった。円楽さんは怒りが込み上げて来たのかこんなことを話し出した。

助言を聞かければ裏から手を回せばいい

「だってね、収録終わるとね、あそここうだよ、ああいうときはこうしなきゃダメだよ、とさんざん言ってきたの。ところがそれを昇華できなかったし、私に言わせると人の言うこと聞かなかったな」

そして、

「つまり俺を信用していないって言うことね。俺を信用していない人間をこっちも信用しないから」

と切り捨てた。

先代の三遊亭円楽さんが司会の時、自分は厳しく鍛えられ、小言どころか番組内でも「楽太郎はダメ!笑点また来週!!」と公開処刑された。それは少しでも(当時の楽太郎さんに)良くなって欲しいという先代の大きさだった。自分もそれに一生懸命応えた。三平さんの代わりにメンバーになるのは桂宮治さん。元気で明るいのはいいが、メンバーの中でどうキャラを作って行くかが大切だ。

「教えながら、(自分の)参考意見をどう宮治君が聞くかどうか。また(助言を)聞かなかったら、裏から手を回しゃいいしね」

とした。「ナイツ」が慌てて、

「裏から手を回して辞めさせた、みたいになってますよ!」

と突っ込むと、

「裏から手を回して頑張れよ、って」

と円楽さんは笑いを取っていた。

 

(リンク)

TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(2022年1月8日放送分)

https://www.youtube.com/watch?v=lFvwDATdJRc