松野官房長官は2022年1月18日の記者会見で、東京、埼玉、千葉、神奈川、岐阜、愛知、三重、熊本、宮崎、長崎の1都9県から「まん延防止等重点措置」(まんぼう)の適用要請が来ていると発表した。しかし、今回のオミクロン株での「まんぼう」は効果があるのか?という疑問が各所から出ている。愛媛県の中村時広知事(61)は沖縄、広島、山口で現在実施されているが、感染は拡大する一方だとし「効果は非常に薄い」と反対の立場を表明した。
「どれかを止めれば収まるわけではない」
中村知事は16日の記者会見で、愛媛県の年明け以降の感染はスポーツ、学校、会社、飲食店、家庭など多岐にわたっているため、
「接触を伴う行動のどれかを止めれば感染が収まるというものではない」
と語った。翌17日の会見では「まんぼう」の適用要請が東京都を含む各県から出されていることに触れ、
「先にまんぼうを適用した沖縄、広島、山口はもうだいぶ経っているが、感染は拡大する一方でそういった面での効果は非常に薄いと思います」
と語った。
「科学的立証をせず『空気』に流されてないか?」
国民民主党の玉木雄一郎代表(52)も18日、Twitterで、
「飲食店だけでなく、バスなど公共交通機関、ミュージシャンなどエンターテイメント業界など多方面から、いい加減にしてくれ、業界が消滅するとの悲痛な声が届いている。本当にまん延防止等重点措置を出す必要があるのか。行動制限が必要なのか。安易に私権制限してはならない。するなら補償とセットだ」
と疑問を呈した。ミュージシャンの世良公則さん(66)はこの玉木代表のツイートにリンクを張り、
「コロナ禍専門家は蔓防等の効果をデータで証明し事実を基に首長や政府は判断したのか 科学的立証はせずこの2年間その時の『空気』で実施されていないか 不充分な補償で蔓防等実施の影響で国は衰退し国民は経済的に困窮 リーダーには影響が無く実感ができないのか 人生人命に関わる『補償』改善すべき」
とした。
(リンク)
中村時広知事記者会見
https://www.youtube.com/watch?v=luYnKAMFex4
玉木雄一郎国民民主党代表ツイッター
https://twitter.com/tamakiyuichiro
世良公則ツイッター
https://twitter.com/MseraOfficial/status/1483276084250836992