フィギュアスケートの羽生結弦選手(26)、2006年トリノ五輪金メダルの荒川静香さん(39)などを輩出した宮城県仙台市の「アイスリンク仙台」が一般営業と各スケート教室を2月21日から再開する、と発表した。13日23時8分ごろに福島県沖を震源とするM7.3の地震は仙台市に震度5強の揺れをもたらし「アイスリンク仙台」に建物の損傷が発生。14日から営業を中止していた。
羽生選手の「仙台愛」象徴の場所
アイスリンク仙台は14日、公式HP上に「【緊急】リンクお休みのお知らせ!」を告知。
「2月13日23:08に起きた地震による影響で建物に損傷が発生したため、安全確認が取れるまでアイスリンク仙台の営業を中止させていただきます。スケート教室につきましてもお休みとなります。ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします」
とした。18日、館内の補修作業を行い安全確認が取れ、再開の目処が立った、とし、
「2月21日(日)より一般営業・各スケート教室を再開いたします。営業時間等は一般営業・教室予定表でご確認ください。引き続き、コロナウイルス感染予防対策と、余震に気を付けながら営業を行っていきたいと思っております」
と公式HPで発表した。11年3月の東日本大震災の際には4カ月後の7月に営業を再開。以降、羽生選手は同アイスリンクへの寄付を続けている。羽生選手の「仙台愛」は有名で、18年7月2日に首相官邸で行われた国民栄誉賞表彰式では、故郷仙台の伝統織物の紋付きはかま姿で臨んだ(人間国宝の甲田綏郎さん寄贈)ことでも話題になった。