フジテレビの9人の女子アナウンサーが、美容室やジム、ネイルサロンなど「無料」にしてもらう見返りに、店のSNSの写真や動画に登場し、「広告塔」になっていたと報じられた問題で、各アナがそれぞれ個人のInstagramで謝罪しするなか、三田友梨佳アナ(34)にだけは「言い訳がましい」「何が悪かったのか分かっていない」などとネットで不快感が噴出している。
美容院タダの見返りに「広告塔」疑惑
今回の騒動は4月15日発売の「週刊文春」に掲載された「フジ女子アナ7人が美容室ステマ」の記事が発端。彼女らは芸能人御用達の人気美容室に通いヘア、ネイル、マツエク等の施術を無料で受け、その見返りに「広告塔」のようなことをやっている、というもの。三田アナについては2軒の美容室に通い、一店はインスタに登場、もう一店はインスタだけでなく動画にも登場しているというもの。フジテレビは対応に追われ、弁護士を入れたヒアリングを行い、
「社員就業規則に抵触する行為が認められた。対価性があると疑われる行為放送人としての自覚が問われる」
「ただしステマには該当しない」
との見解を5月28日に出した。このままうやむやに終わるのかと思われた6月3日、報道された7人プラス2人の女子アナ9人がInstagramで順次謝罪文を公開する。他のアナは、
「いち社会人として、且つ放送に携わる人間として自分の甘さを心から反省しております」(堤礼実アナ、27)
と簡潔にまとめた定型文のようなものだったが、三田アナの場合は違った。
「皆さまに少しだけ説明させてください」
などと書いたのだ。
「全員まとめてステマアナウンサーです」
三田アナのInstagramによれば、通っていた2つの美容院の一つは中学生の頃から通っていて、代金はいつも払っていた。もう一店舗は担当する番組のメイクさんの店で、こちらも支払はしているが、結婚祝でトリートメントをサービスしてもらったことがある。それに対しては御礼の品を渡したが、厚意は断るべきだったと反省している。
「特定の美容室のSNSなどに、フジテレビアナウンサーとして自身の写真が掲載されたことは事実であり、ニュースに携わる人間として認識が甘かったと感じております」
と書いた。この謝罪についてネットで不快感が噴出した。「言い訳の押し売り」だというのだ。三田アナはおそらく、他の女子アナと自分は事情が違う、と言いたかったように思われるが、
「何を悪いと思っていて何の釈明をしているの?」
「自分は他のステマアナウンサーたちとは違う、という言い訳ですか。側から見たら全員まとめてステマアナウンサーです」
「無料や割引する代わりにインスタに画像を載せてくれという依頼があったのか?また載せたのか?またアナウンス部長の野島が当該アナウンサーらにその画像を削除するよう命じて証拠隠滅を図ったか?というところが疑問点だ」
「報道する立場の人間がこんなことして、また後輩も当たり前のようになっている。しかもSNSでの謝罪で済む程度と勘違している」
などといった怒りのコメントが掲示板に出ている。
(リンク)
三田友梨佳アナのInstagram(謝罪のページ)
https://www.instagram.com/p/CPur70cH-RM/
堤礼実アナのInstagram(謝罪のページ)
https://www.instagram.com/p/CPqKHMRLc8Q/
フジテレビ公式サイト(三田アナのページ)