2021年6月11日のネット報道番組「虎ノ門ニュース」ではマスクとアクリル板の2つの事例を取り上げた。科学者の武田邦彦さん(78)は、

「マスクをしたりアクリル板を付けると、感染数が増えるというのは普通に考えられる」

とした。マスクに関しては昨年の2月頃まで日本でも、各医師会が一致して言っていたのは

「マスクで感染予防はできない」

ということだった、という。

マスク着用は感染拡大を引き起こしている

マスクに関しては学問的にはっきりしていた、という。なぜ変わったかといえばマスク否定派は「お金が貰えなくなるから」。そして、NHKや朝日新聞などが「マスク警察」になった。国会議員もマスク着用を言い出したのはメディアが怖いから。人々がマスクを着用するのは「同調圧力」が強いためで、付けなければ「殴られる」ような怖さも覚えた。さらに、マスク着用は感染予防にならないばかりか「感染拡大を引き起こしている」という。

「流行しているということは、感染していない人が圧倒的に多いということです。だから感染していない人はマスクをしてはいけないんですね。マスクを付けているとそのマスクに感染者からのウイルスが付き、ウイルスが乾燥するとマスクを通して直接人の口の中に入って来る」

マスクの穴はウイルスの300倍だという。

子供がマスクをする危険性についても語った。大阪府高槻市の小学校で今年2月、5年生の男子児童が死亡した件だ。

子供は呼吸が早いため二酸化炭素濃度が上がる

生徒は体育の授業でマスクを付けたまま持久走をしていた可能性がある。その学校では、体育の授業中にマスクを外すことを許可しているものの、

「感染が心配な人は着けたままでも良い」

と伝えていて、三分の二の生徒がマスクを付けていたという。武田さんは、マスクを付けて運動すれば大人でも呼吸困難になる、と説明。それは呼吸することで口とマスクの間の二酸化炭素濃度が上がり酸欠になるため。子供の場合は大人より呼吸の速度が速いから非常に危険度が高まる。

「小児学会(日本小児科学会)も昨年6月に子供にマスクを付けさせちゃいけないと言っている。ではなぜ教育委員会は子供にマスクを付けさせたのか。つまり、子供のことなんて考えてないということですよ。自分の出世のことだけですよ。だからこうなるわけですよ」

と怒りを滲ませた。

だからいつまで経ってもコロナ感染は終わらない

アクリル板に関しては、

「やっと1年半経ってこうしたデータが出てきた」

と喜んだ。しかしまだ足りないという。空気感染と飛沫感染と仮定しているからだという。武田さんはSARSコロナウイルスが流行した時のデータを分析し、

「物体に付着したウイルスが乾いて飛んでくるという視点が欠けている」

とした。仮に感染者がいたとして、その飛沫がアクリル板やビニールシートに付着する。そうすればウイルスは長く生きることになる。それが乾燥して空気中に出て、人の体に付着したり人の口の中に入って来る、というのだ。

「マスクもアクリル板もコロナ予防にはならず、コロナに感染させることに役立っている。だからいつまで経ってもコロナ感染は終わらないんですよ」

と武田さんは話している。

 

【後編終了】

いまさら何を!?「マスク、アクリル板、ビニールシートはコロナ感染を拡大させます」(前編)

https://nnjnews.net/?p=3457

(リンク)

「虎ノ門ニュース」2021年6月11日放送

https://www.youtube.com/watch?v=jxrSHyyZBxo