来日中のトーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長が、2021年7月13日に東京五輪・パラリンピック組織委員会を訪れ橋本聖子会長(56)らと初の会談を行った。
バッハ会長は「ここまで準備の整った大会はない」と賛美し、「IOCは皆様と一緒に同じ船に乗っているようなもの」と協力関係を強調した。そして、「安心安全な大会を目指す中で最も大事なのは、中国国民の安全」と言い間違えた。
「Chinese People」としっかり発言している
バッハ会長が語った内容はこんな具合だ。
「我々が常日頃言っているのは、安全で安心な大会を目指すという事。万人というのはアスリートであり、各国選手団であり、そして最も大事なのは中国国民(Chinese People、チャイニーズピープル)、日本国民(Japanese people、ジャパニーズピープル)の安全という事です」
動画で見ると直ぐに間違いに気付き言い換えたように映るが、「Chinese People」としっかり言っていて、その後、言葉による訂正が無いため、直に文字起こしをすれば、
「そして最も大事なのは中国国民、日本国民の安全という事です」
となる。
このバッハ会長の言い間違えにネットでは当初、大爆笑が起きていたが、「本音では?」「北京五輪を意識している」との意見が目立って増えてきた。
「中国に対するリップサービスとしか取れない」
というのも、約5年間に渡って日本の組織委とやり取りをし、コロナ禍で延期、開催が危ぶまれる騒動があり、ここまで漕ぎ付け来日。橋本会長の前で、どうすれば「Chinese People」が出て来るのか?、というのが理由だ。掲示板には、
「ここで日本が中止を決断していたら、次の中国開催の冬季オリンピックも開催できないでしょうから、今回開催させようとしているのは日本のためではなく、中国のためだったのかもしれません。案外本音かも」
「本心でしょう。コロナ発生地の中国本土開催ぶっつけはまず無理ですし。日本で前例作ってアジアは安全でしたと欧州へアピールするつもりでしょう」
「次の開催国の中国がターゲットなので『一番重要なのは中国』。用済みな日本は重要では無いのでしょう」
「次の開催国、中国に対してのリップサービスとしか取れない」
といった意見が出ている。
(リンク)
IOCバッハ会長「ガンバリマショウ」五輪組織委を表敬訪問(2021年7月13日)