声優の平野綾さん(34)が、声優の浪川大輔さん(45)について「超印象悪かった」と語った。15歳の頃に番組の「新キャラ」に抜擢され、アフレコ現場に行ったところ、仕事中なのに長椅子に寝そべっている男性がいた。凄いベテランの声優なのだろうと思い挨拶に行った時のことだという。

仕事をせずに長椅子に寝そべっていた

これは2021年11月28日に放送されたテレビ朝日「声優パーク」で語ったもの。新キャラに抜擢された平野さんがアフレコ現場に入り、出演声優全員でマイクの前に集まり「がや録り」(賑やかしの音声録音)をした。すると、一人だけ参加せずに長椅子に寝そべっている声優がいた。凄いベテラン声優なのだろうと思い、挨拶しなければと平野さんは近付いた。

「おはようございます。平野綾です。宜しくお願いします」

と頭を下げたところ、そこにいたのは20代後半に見える男性だった。男性は眠そうに起き、かなり嫌そうな顔をして、

「あぁ?新しいキャラ??」

と言ったのだという。それが浪川さんだった。浪川さんは30歳近くまでの15年間、声優業を干されていたことで知られる。

「どうもすみませんでした」

なぜ仕事を干されたのか。2021年7月11日放送のテレビ朝日「激レアさんを連れてきた。」などで浪川さんは干された理由を語っている。9歳で声優デビューした浪川さんは、天才子役ともてはやされた。スティーヴン・スピルバーグ監督(74)に認められ「E.T.」の主人公エリオット役に指名されたことをきっかけに「ネバーエンディング・ストーリー」や「グーニーズ」といった人気作に立て続けに出演。これで増長した。遅刻を繰り返し、さぼり、「ターミネーター2」収録では、台本よりも車関係の雑誌を読んでいた。プロデューサーに怒られても反省の色なし。悪評が広がり仕事が来なくなったのだそうだ。その期間は中二から30歳手前まで続いた。

ただし、これはかなり盛っている話であり、大活躍した子役時代に比べれば仕事の依頼が激減したに過ぎず、声優としてのキャリアは絶えることなく積んでいて、そして30歳以降に再ブレークした。先の平野さんの話によれば、平野さんが15歳なら浪川さんは26歳くらいで、その頃も増長は続いていたことになる。番組ではそうした浪川さんの態度に対し、ブーイングが起き、浪川さんは「心を入れ替えたのは23、24歳のころ」と説明したが、スタジオでは「年齢が合っていない!」といった指摘がされ、浪川さんは立ち上がり、

「どうもすみませんでした」

と謝罪。その姿にスタジオは爆笑に包まれた。

 

(リンク)

声優パーク建設計画VR部&光と星のバーチャル六本木(テレ朝公式)Twitter

https://twitter.com/Seiyu_VR/status/1464796029878816768