YouTuberのシバターが2022年1月1日にYouTubeチャンネルを更新し、大晦日に行われた格闘技イベント「RIZIN.33」での八百長疑惑について語った。
元K-1王者の久保優太選手(34)と1ラウンドは力を抜き、2ラウンド目から真剣な試合をするという取り決めは事実無根であり、LINEでのやり取りのスクショは捏造ではないかと語った。万が一シバターが打診したとしても久保選手は承諾してはならなかった。裏切られたことが分かったなら圧倒的な力で対処すべきだった。それが格闘技でありプロだとした。
「シバターの作戦に乗った久保優太」
シバタ―と久保選手のLINEのやり取りとされたのはこうだ。タレントでYouTuberのてんちむさん(28)が、2ラウンド目のラウンドガールをやることになっている。視聴率的にも美味しい話だ。そのため1ラウンドは手を抜いて流す試合をして欲しい。シバターはおどけたパフォーマンスをして盛り上げる。2ラウンドはお互い真剣に戦おう、というもの。久保選手はそれを承諾する。
実際の試合では、シバターは最初から戦闘態勢。久保選手はいつもの気迫やキレは感じられず、一気に攻めたシバターはあっという間に飛び付き式腕十字をかけ一本勝ちを収める。試合後の記者会見で、久保選手の妻のサラ夫人は、
「シバターの作戦に乗ってしまった久保優太でした。フワフワして油断していたね」
と意味深な発言をした。そしてサラ夫人の兄と思われる人物が、LINEでのやり取りとされる画像を公開し、「八百長なんてふざけんなよ」とした。久保選手は1日にTwitterで、
「事の経緯とかも全部きちんと話したい」
と意味深tweetをした。
「頭を使い、策を練って試合に臨みました」
シバタ―はYouTubeチャンネルで、今回の件については全く身に覚えがないし、LINEのやり取りは捏造ではないか、と語った。もしシバターがそういう申し出をしたとしたら、
「絶対に(久保選手は)呑んじゃダメでしょ。呑んだふりをしても1Rでマジに仕留めに行かなきゃダメでしょ」
「流すつもりだったとしても、シバターが本気で仕掛けて来たら、それ、対処しなきゃダメでしょ。プロなんだから。あっシバター、裏切って本気になってきた。じゃぁやるしかねぇって、圧倒的な力で対処しなければ」
とした。格闘技は命の取り合いであり戦場。だから勝つためには「何でもやるでしょ」「この世界、勝った奴が正しい」。そして久保選手との試合は死ぬのではないか、車いす生活になるのではないかと本当に怖かった。
「何としても生き延びるために、いろいろ頭を使い、策を練ってあの試合に臨みました」
久保選手との再戦までがシバターのプラン?
この動画には7200を超えるコメントが付いている。それを見ると「全く身に覚えがない」というのはシバター流のパフォーマンスと捉えている。というのも、これまで朝倉未来選手(29)などとのコラボでは、試合前に八百長を持ちかけるというのが定番だからだ。元K-1王者の安保瑠輝也選手(26)とのコラボでは、安保選手にお金を渡すとしわざと負けてもらう八百長を持ちかける。安保選手はそれを承諾し試合に負ける。実は安保選手の逆ドッキリで、負けた後にリング上で八百長を暴露する。シバターはその場で再選をしなければならなくなり、ボコボコに返り討ちに会うというもの。だから今回、久保選手に何かを仕掛けているのではないか、という予想はかねてからあった。
「執拗に怖いとか、てんちむのラウンドガールを推すなあと思ったら、すべて作戦だったな。すげえよあんた、本当に」
「試合前からどう転んでもシバターが得するようになってて恐れ入る。この人セルフプロデュースの天才だわ」
「『必ず裏切る正義のヒーロー』に乗せられる久保サイドの立ち回りの甘さよな この男、やっぱり強いわ 色んな意味で」
といったコメントが付いた。また、今回の八百長騒動も実は仕掛けであり、久保選手との再戦もセットで、さらに稼ぐつもりなのではないか、と思っている人もいる。
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シバタ―は八百長で久保優太に勝った? 1ラウンドは流し2ラウンドはガチと約束したLINEが流出
(リンク)
YouTubeチャンネル「PROWRESTLING SHIBATAR ZZ」
「RIZIN大晦日大会での疑惑について」