小学館は2021年1月1日、創業100周年を記念して「うる星やつら」を再びアニメ化すると発表した。放送枠はフジテレビの「ノイタミナ」。1期は年内に始まり原作から選び抜かれたエピソードを4クール(48回)で放送する、
誰もが知っている大人気作品であり、今でも主人公の「ラム」関連のグッズが製造販売されている。往年のファンを含めこの発表に歓喜の声が挙がる中、特に多い意見は「フェミニストの餌食になるのでは?」だった。フェミからの反発はまだ無く、ファンは今、見えない敵と戦っている。
第一話にはラムちゃんの胸がはだけるシーン
「うる星やつら」のテレビアニメは1981年10月14日から1986年3月19日にかけ全218話がフジテレビ系列などで放送された。視聴率が20%を超える大人気作だったが、実は、子供の教育に宜しくないと当時のPTAなどからクレームが寄せられる社会現象も起きた。というのも、「ラム」はビキニで半裸の状態。第一話は胸がはだけるシーンがあり、それがフジテレビのワースト番組常連の始まりだった。原作に沿って描かれていて、高校生の「諸星あたる」は無類の女好きの設定。そんなこんなでちょっとした問題作だったのだ。ただし、今回は深夜アニメの「ノイタミナ」枠。多少なりとも安心感はあるが、午後11時15分から放送されている「鬼滅の刃」の例もある。中日新聞にこんな相談が掲載された(2021年11月19日配信)。
「小学二年の息子が見るアニメや漫画の性表現が気になります。男の子が女の子の胸を触ったり、下着が見えたり。『鬼滅の刃』にも、胸を強調した女の子が出てきて、これが当たり前と思わないか心配です。作品を見せていいのか、見せるならどう説明したらいいのか悩みます。(岐阜市、36歳)」
つまり、深夜アニメは小学生も見ていて、それに親が目を光らせている。
「ラムがビキニじゃないとか、、、」
Twitterや掲示板では、「うる星やつら」が再びテレビアニメ化されるというニュースで、「フェミの反応が気になる」との意見が大量に出る事になった。いわゆる性的搾取と性的消費で、ターゲットは美少女アニメ、美少女イラスト、美少女看板、美少女VTuberが主だ。「うる星やつら」こそフェミの恰好の餌食と考える人もいて、再アニメ化は凄く嬉しいけれど、フェミが入って来てごちゃごちゃに掻き回され、嫌な思いをさせられるのでは、といった恐怖を覚える人もいる。
「『浮気症のダメ男に片思いするセクシー美少女』もうこれだけでフェミから叩かれそう」
「ラムちゃんの格好からしてフェミの餌食だろw」
「オタクよりフェミの方が舌なめずりして待ってそう」
「放送中止まで追い込めばフェミの勝ちなのか?」
などといったコメントが出ている。また、それは予め予想される事のため、攻撃が来ないように「ラム」の露出を控えたり、当たり障りのない内容に変えたり、LGBTに配慮したものになるのでは、などと、
「ラムがビキニじゃないとか、あたるがナンパする女が高齢女子オンリーになるとか」
といった想像もある。ただし、そうなってしまえば別作品。面白さがなくなってしまう、と考える人もいる。今のところはフェミからの反発は無く、作者の高橋留美子さん(64)が女性であることや、既に知られた作品のため心配するのは早いとし、
「なんでお前らは見えないフェミと戦ってるんや」
といった笑いも起きている。
(リンク)
「うる星やつら」TVアニメ公式Twitter