大手旅行予約サイトの「GoToトラベル」キャンペーンが2020年10月10日以降、一人1泊あたり最大1万4000円（最大35％OFFクーポン）割引から3500円に大幅ダウンしたためネット上が大混乱した問題で、赤羽一嘉国交相が10月13日午前に記者会見し、事業者に追加の予算配分を行うことを発表、13日夕までに各大手旅行サイトの最大割引が1万4000円（最大35％OFFクーポン）に戻った。ネットは歓喜に包まれるかと思いきや、そうではないようだ。

 

10月13日正午より上限14,000円のクーポン適用を再開いたしました

 

今回の騒動は、「GoToトラベルを進めるうえで交付した給付金予算を各社が使い終わった」(観光庁)ことから発生した。大手旅行サイトはこのことを詳しく説明せずいきなり割引額を下げたため混乱が起こった。加藤勝信官房長官は12日の記者会見で、今回の騒動に触れ、

「GoToトラベル事業を円滑に進めるため、観光庁で対応を検討している」

と話していた。13日午前に行われた赤羽一嘉国交相の会見で、

「遅くとも14日の午前中まで割引支援、35％を再開すると聞いている」

と話し、13日夕方までに「楽天トラベル」「じゃらん」「Yahoo!トラベル」「一休.com」などこれまで通りの最大1万4000円（最大35％OFFクーポン）割引に戻った。「一休.com」は、

「10月10日2時30分よりGo To Travelクーポンの割引上限金額を1人1泊あたり3,500円に変更しておりましたが、 この度『Go To トラベルキャンペーン』の支援額増額が発表されましたので、10月13日正午より上限14,000円のクーポン適用を再開いたしました」

と公式HP上で発表した。

 

「使われてるのは『税金』自分の金みたいな使い方、やめてよ」

 

これを受けてネット上では、「嬉しい」といった声はさほど聞かれない。

「なんだよーもう諦めて3500円で予約しちまったじゃないか やり直すか・・・」

「3500円にする前に事前に官庁が相談を受け付けなかったのでしょかね。反響が大きくて直ぐに政府が反応した感じ」

「いやいやいや、もっと考えて復活しよーやー 使われてるのは『税金』なんだし 自分の金みたいな使い方、やめてよ」

のほか、

「旅行業です。割引分の差額は一旦旅行会社の立て替えになります。8月案件が未だ国の事務局から振り込まれていません。今のところ、観光産業、旅行会社を助けるに至っておりません」

などといった意見が掲示板に書き込まれている。

 

(リンク)

加藤勝信官房長官公式Twitter