元WBC世界バンタム級王者の山中慎介さん(39)が、2022年4月9日に行われるWBA世界ミドル級スーパー王者、村田諒太選手(36、帝拳)とIBF世界同級王者、ゲンナジー・ゴロフキン選手(40、カザフスタン)の2団体王座統一戦について、自身のYouTubeチャンネルで「村田は何かやってくれる感がある」「最高の村田が見れるんじゃないですかね」と語った。この試合は「AmazonPrimeVideo」で生放送され、山中さんは解説者として登場する。

「パンチは当たる」イメージは出来ている

山中さんはつい先ごろ帝拳ジムを訪れ、村田選手の練習とスパーリングを見てきたと語った(「山中慎介 GOD’S LEFT TV」4月4日配信)。普段通り元気で明るく、動きが本当に良くてパンチの威力に凄味があった。ゴロフキン選手対策がしっかりと行われ「自分のパンチは当たる」というイメージが出来ていた。試合が延期になったことも「自分にはいい方向に行った」と話していた。こうしたことからしっかりした練習が積めたのだろう、と山中さんは見立てた。

ただし、王座統一戦と言ってもゴロフキン選手は元3団体統一同級王者で世界的スター。9割を超えるKO率でギネス記録を持ち、17連続KO防衛も成し遂げている。

「挑戦者の気持ちで戦うのは当然」

とも。下馬評ではゴロフキン選手がかなり有利に試合を運ぶとなっている。

ゴロフキン選手のジャブに注意

一方で、ゴロフキン選手は現在よりも17連続KO防衛をしていた時の方が動きはスムーズ。力みからガードが甘くなっていて顔面を打たれることも増えた。ポイントは村田選手がどれだけ前に行けるか。そして上下上手くパンチを打ち分けられるか。そうすればチャンスが来る。また、ゴロフキン選手のジャブは物凄い力があため、それをどう避けるかだとした。

「村田が勝ったらエライことですよ。何かやってくれる感があるじゃないですか。そこに期待しちゃいますよね。本当に体調がいいですから、最高の村田を見れるんじゃないですかね」

と山中さんは語った。「AmazonPrimeVideo」では18時から吉野修一郎vs伊藤雅雪、中谷潤人vs山内涼太、ゲンナジー・ゴロフキンvs村田諒太の順でライブ配信する。

 

(リンク)

「山中慎介 GOD’S LEFT TV」(4月4日配信)

https://www.youtube.com/watch?v=TuTV9nF9Blk