北海道新聞が2022年7月1日の夕刊の記事から「黒電話マーク」を廃止したと発表した。「何のマークか分からない人が増えた」ことが理由という。
確かに家庭内に置かれる黒電話の数が減っているどころか、固定電話を引かず、ガラケーやスマホで済ます人が多くなっている。しかしこの「黒電話マーク」、電話を象徴するものとして定着してから長く、本当に「何のマークか分からない」人が多くなったのだろうか?
7月1日夕刊の記事から廃止しました
北海道新聞帯広報道部は7月1日、公式Twitterで、
「北海道新聞は7月1日夕刊の記事から『黒電話マーク』を廃止しました。これが何のマークか分からない人が増えたことなどが理由です」
と説明した。ただし、2日の新聞には一部マークが残っている、との報告もある。
スマホにも記号・絵文字としてあるだろ!
同マークの廃止についてネットでは、「次代が代わった」「職場でも固定電話の使い方分からない人がいる」など、廃止はいずれ辿る道だった、との感想が出ているのだが、北新帯広報道部のTwitterにはこんなリプが寄せられている。
「なんで黒電話知らない人が増えてんだよ スマホにも記号・絵文字としてあるだろ!黒電話!!!」
また、
「黒電話知らない世代って新聞読むんだ」
との皮肉も出た。実際に若い世代は同マークを理解できないでいるのか。iPhoneの電話マークはグリーンの受話器を形どっているけれど、これも理解できない人が増えているのか?との疑問があり、北新帯広報道部のTwitterには、
「まじか。。と思って4歳の息子に『コレ何のマークだと思う?』『電話』って即答されて、え?何で分かったの?と逆にビックリするという事態に陥っている」
「そんなに知らない人いる?今高校生の俺でも知ってるよ…?」
「うちの5歳児に聞いてみたら、普通に『電話!』」って答えたけどな。我が家に固定電話はありません」
「黒電話が好きすぎて使ってる大学生です!友達も楽しそうにつかってくれます」
といったリプが送られていて、「何のマークか分からない人」がそんなに増えていて、廃止を迫られたのかどうは疑問だ。また、同マークは電話のシンボルとして定着しているため、「分からない人は調べればいい」という意見も出ていた。
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北海道新聞帯広報道部Twitter