社会現象となっている「鬼滅の刃」。その映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編』の興行収入が26日に発表され、2020年10月16日の初日から25日まで107億5423万2550円、動員数798万3442人となった。公開から10日間での興行収入100億円突破は日本の映画史上最速となったが、こうした金字塔を打ち立てたのは外崎春雄監督。どんな人物か調べてみたが、プロフィールが見当たらないのだ。
出身地、本名、年齢、経歴などデータベースを見ても白紙
映像作品の場合、監督の名前は大きな看板の一つだ。アニメではジブリの宮崎駿監督(79)、「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明監督(60)、「機動戦士ガンダム」シリーズの富野由悠季監督(78)、「君の名は。」の新海誠監督(47)などお馴染みであり、テレビ出演やインタビュー記事などが多数存在する。この監督勢に加わることが確実なのが「鬼滅の刃」の外崎春雄監督だ。
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編』は公開から10日で107億5423万2550円の興行収入を上げ、このペースでいけば日本歴代の興行収入ランキング1位『千と千尋の神隠し』の308億円を超えて新記録樹立もおかしくはない。
ところが、である。そんな外崎監督はどんな人物なのか調べてみたのだが、「キネマ旬報」のデータベースを見ても、Wikipediaを見ても何も出て来ないのだ。出身地、本名、年齢、経歴など白紙だ。そしてインタビュー記事もネット上には見当たらない。10月17日に「TOHO シネマズ 六本木ヒルズ」で舞台挨拶が行われた際には外崎監督も登壇しているが、その写真からどんな人物なのかを類推するしかない。
ufotable「外崎監督のプロフィールは公開していない」
ただし、これまで手掛けた作品の一覧はあり、機動武闘伝Gガンダム(1994年~1995年)の動画を担当して以降、主に原画と作画監督を行っている。初のテレビアニメ監督作品は2014年の「テイルズ オブ ゼスティリア」で、以降はゲームを含めた「テイルズ」シリーズの監督を務めている。
どうしてプロフィールがないのか。NNJニュースは10月26日に外崎監督が所属し「鬼滅の刃」のアニメを担当しているユーフォーテーブル(ufotable)に話を聞いたところ、
「当社では外崎監督のプロフィールは公開しておりません」
ということだった。
しかしこれから「時の人」として注目されることは明らかで、プロフィール公開はもうすぐなのかもしれない。
(リンク)
ユーフォーテーブル(ufotable)公式HP