東京五輪の卓球混合ダブルス準決勝が2021年7月25日に行われ、水谷隼選手、伊藤美誠選手ペアが(11‐9、6‐11、11‐9、11‐6、11‐6)で台湾の林昀儒選手、鄭怡静選手ペアを破り決勝進出を果たした。
この試合をテレビで見ていた作家の百田尚樹さん(65)が台湾のペアについてTwitterで、「台湾は二人とも男が出てるんやないの?」と呟き、ちょっとした物議を醸している。
「気持ちは同じだが、踏みとどまらないと」
百田さんは25日、
「卓球の混合ダブルス見てるけど、台湾は二人とも男が出てるんやないの?」
と呟いた。確かに身長差約20センチで髪形が違う水谷選手、伊藤選手ペアに比べれば、台湾のペアは身長や体型も似ていて、カットされた髪形もそっくりだ。さらにユニフォームが男女同じになっている(日本の女性選手はスカート)。混合ダブルスでは世界ランキング一位の優勝候補であり、卓球に詳しい人にとってはお馴染みのペアなのだが、そうでない場合は「どちらが男性?」と思った人が百田さん以外にもネット上に多く存在している。
百田さんのtweetに関しては、
「百田先生 この発言は間違いです。謝罪して削除してください。著名人なら著名人なりに発言に責任がありますよ。日台友好の妨げに百田尚樹がならないことを祈ります」
「見た目での性差の話は今の時代、ナンセンスです。ただ個人的に思うのは仕方がないこと。Twitterではあきません」
「ズバズバが百田先生のいいところです。が、ここはぐっとこらえて欲しかった。気持ちは同じです。が、この発言は怒られたら平謝りです。踏みとどまらないと」
といった批判のリプライが寄せられた。
「見たまま言うただけや。こんな発言が日台関係に影響するか!」
一方で、
「『男に見える』のを『男に見える』とつぶやくだけで、性の否定になるのかな? 少し、過剰反応し過ぎじゃないですかね。そんなんじゃ、何もつぶやけなくなる」
「100田さんのこのくらいの呟きへの返信見ても 日本も終わってるなァ変な時代になりました。ヤダヤダ…もっと笑いましょう おっさんいつもおもろいなーと」
「百田さん面白すぎ!誰しもが普通に感じることも言えなくなる社会の方が怖いことに気が付いてほしい。間違った正義感の言論統制は社会主義やで!」
というリプライもある。百田さんはこうした反響に、
「わしを誰やと思てんねん! 何も考えんと思い付いたことを呟いてるアホ丸出しの大阪のオッサンやで。差別意識とか、揶揄とかの意識なんかあるかい!見たまま言うただけや。こんな発言が日台関係に影響するか! わしは台湾、大好きじゃ!」
と返している。
(リンク)
百田尚樹公式Twitter