プロボクシングWBAスーパー＆WBC＆IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥選手（29＝大橋）が、元世界3階級制覇王者の亀田興毅さん(35)に対しTwitterで苦言を呈した。
亀田さんはスポーツニュースサイト「Number Web」で、ボクシング人気低迷と、スポーツとしてのステータスが下がっていることを嘆いた。井上選手は「独り言」として「自分がそういうものにしたのによく言いますね。。」とTwitterに投稿した。
歴史とそして「ステータスがあるんです」
「Number Web」(10月10日配信)のインタビューで亀田さんは、ボクシング興行イベント「3150FIGHT」の創設について語った。ボクシングの興行は各ジム単体で開催しているが、例えば格闘技イベント「RIZIN」のように、ジムの垣根を超えたプラットフォームが必要で、それによって興味をそそる対戦を組み、ボクシング人気を底上げし、ファイトマネーを倍増させるとした(第一回大会は9月17日に開催済み)。登場選手を詳しく紹介、入場の際などド派手な演出をする。また、選手個人の知名度、人気を高めるためSNSやYouTubeの使い方も指導していると語った。
インタビュアーが亀田さんにこう聞いた。ボクシング人気が低迷し、選手やファンは格闘技に流出。ボクサーのファイトマネーは低いままと言うが、井上チャンプは実力、そして人気も凄く、海外でも評価されている。すると亀田さんは、井上チャンプは確かに凄いがそれは一部の選手、
「全体で見るとボクシングは苦しい状況にある。だからボクシングをもっと活気づけたい。もともとボクシングは歴史もあるし、スポーツとして認知もされています。ステータスがあるんです」
とした。
「井上選手のおかげでまた好きになれました」
それに対し井上チャンプは10日Twitterで、「独り言」とし、
「自分がそういうものにしたのによく言いますね。。」
と呟いた。亀田さんを名指ししたわけではないが、このインタビューには井上チャンプの名前と写真が大きく扱われているため、亀田さんに対する反応なのは間違いがない。井上チャンプのTwitterには、
「ボクシングの人気衰退は亀田兄弟が原因、みんな呆れて観なくなった。やっと井上みたいな本物が現れて日本のボクシング界が復活した」
「全く同感です。崇高なるボクシングをあれだけ冒涜した張本人が、何を今更言っているんだと憤りを感じておりました」
「井上尚弥チャンプのおかげで またボクシングを好きになれました。本当にありがとうございます」
「亀田が落としたボクシングの品格はその後のチャンピオンたちの地道な努力によって回復された またボクシングをBreakingDownみたいなイベントにしようと金で選手を釣ってる亀」
といったリプが送られた。
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(リンク)
井上尚弥選手Twitter「自分がそういうものにしたのによく言いますね。。」
https://twitter.com/naoyainoue_410
Number Web「『ファイトマネー倍額は最低ライン』『日本王者の年収を1000万円に』あの亀田興毅が本気で“ボクシング界の底上げ”に取り組む理由」
https://number.bunshun.jp/articles/-/854903
Number Web「『井上尚弥選手は確かにすごい。でも…』プロモーター・亀田興毅が語ったボクシング界の課題とは『他の格闘技に比べて、親切じゃない』