1分間で最強を決める格闘技イベント「BreakingDown」のスピンオフ大会「BreakingDown5.5」が2022年8月16日に開催された。

最も注目されたのが、「10人ニキ」こと鈴木大輔さん(23)と、音楽アーティスト・YouTuber集団「Repezen Foxx」(旧レペゼン地球)のDJ社長(29)。大会史上最弱とされる10人ニキはアグレッシブだった。いつもはワンパンで沈み、「今回初めて打ち合う姿を見た」との感想も漏れた。総合格闘家の朝倉未来選手(30)は、「通常の1ラウンド制なら10人ニキの勝利」と語った。

生放送の同時接続が40万人を超える

「BreakingDown5.5」の無料生放送が、総合格闘家の朝倉未来選手(30)のYouTubeチャンネルで行われると、同時接続が40万人、放送後約5時間で視聴数が250万人を超えた。そのメインイベントが10人ニキ対DJ社長。この試合、直前にDJ社長の提案があり、どちらかがKO負けする(倒れる)まで1ラウンド1分、1分休憩し、また1分戦うというルールに変更された。10人ニキはオーディションの試合で2連敗。失神KOと眼窩底骨折。それもワンパンで沈んでいる。それが「大会史上最弱」の所以。DJ社長は、負けたら「10人ニキに負けた男」とタトゥーを入れる、と彫り師を連れてきた。10人ニキはその挑発に応じ、自分も「DJ社長に負けた男」と入れると返した。

たけし、さんま、タモリの地位まで行く

試合前の煽り映像で10人ニキは、自分は「BreakingDown」のお笑い枠であると公言。5年後、ビートたけしさん、明石家さんまさん、タモリさんと並ぶ「お笑い界のビッグ4」にのし上がると発表、会場を沸かせた。

1ラウンド目の鐘が鳴ると、10人ニキは果敢に前進し右ストレートをDJ社長の顔面にヒットさせた。パンチの連打、右膝と続く。未来選手は、

「10人ニキ、凄い顔をして殴ってますね。初めて見た」

と驚いた。DJ社長は作戦なのか、上半身を固くガードし頭で押し込むような動き。30秒を超えた頃から反撃に出る。すると10人ニキはそれを嫌がり、顔や体を斜めに傾けるおかしな体制を取り、会場で失笑が起きた。それでも攻撃の手は休めず、未来選手は1ラウンド終了後、

「今(通常の1ラウンド制)の判定だけでいったら10人ニキが勝ってたと思うんだけど、これ、判定関係なしに、どっちが倒れるまでということなんで、疲労でいったら全然10人ニキの方が疲れているのかな?」

と語った。

未来選手「最弱継続という事で」

1ラウンド終了後、10人ニキは自分のコーナーを間違えてしまい、相手側のコーナーに歩いて行く。気が付いて自分のコーナーに戻ると、休憩を取るためのイスが無い。マットに膝をつくことになった。2ラウンド目からは10人ニキの疲労が目立つ。DJ社長が攻撃してくるとなぜか背中を見せる。そこを狙われる、といった展開に。3ラウンド終了後、「もう無理」のような顔で10人ニキはマットに倒れ、鼻から血を流した。4ラウンド目。どこにその力が残っていたのか、パンチを何発も繰り出し、ローキックをヒットさせる。一方的な展開で勝利が期待できたのだが、15秒を過ぎたあたり完全に失速。例のDJ社長に背中を向ける姿勢を取り、そこに反撃にあって撃沈した。未来選手は、

「10人ニキ、期待に応えて負けてくれましたね。最弱継続という事で」

と喜んだ。

10人ニキは「オシッコ」を選んだ

純粋な格闘技としてみると、全体的に10人ニキのパンチやキックのヒット数が多い。ただ、DJ社長が体力と根性が圧倒的に上回っていた。さて罰ゲームだが、DJ社長は10人ニキに対し、

「タトゥーを入れるか、俺のオシッコを飲むか」

と提案。10人ニキは「オシッコ」を選んだ。後に2人はコラボ映像で、その報告をすることが予想される。

 

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(リンク)

朝倉未来チャンネル「Breaking Down 5.5 試合」

https://www.youtube.com/watch?v=lEtqy-JoADM