東京都国立市が自治体主催の婚活パーティーを企画したところ、参加条件に男女の年齢差があった。国立市は市民からの苦情を受け謝罪し訂正した。
男性は28~49歳、女性は23~44歳で募集していた。男女ともに23~49歳に訂正した。市が運営を委託したのは一般社団法人「日本仲人の会」。民間企業では男女の年齢差(4歳ほど)で募集するのが一般的。ネットで今度は「23~49歳、親子ほど歳が離れている」と話題になった。
女性の出産可能年齢を条件に?
この婚活パーティーは国立市、狛江市、府中市、稲城市の連携事業「多摩マッチングプロジェクト」の一環。それぞれ年1回ずつ行う。原資は宝くじの収益金。運営費は東京都市長会の助成金で全額が支払われる。今年1月15日に行われた国立市のパーティーは男女それぞれ15人を募集。参加費は男女とも3000円。スイーツやサンドイッチ、ソフトドリンクが出る。男女を年齢で「区別」したため批判が出たわけだが、それだけではなく、「女性の出産可能年齢を条件にした」となった。人権侵害なのだそうだ。ちなみに、女性が妊娠・出産をするのに適した時期は「性成熟期」。年齢は18歳から45歳くらいまでとされている。ただし婚活パーティー、一般的には女性の参加者を男性よりも4歳くらい下げて募集している。さらに、「男性は34歳~41歳位、女性は30歳~37歳位」と、年齢幅が狭いのだ。
20代の女性は男性票独り占め?
そのためネットでは、23~49歳という年齢幅の広さに注目が集まった。26歳差であり婚活というより「親子のような差だ」。父親のような年齢の男性が口説いて来たらどうするのか。母親のような年齢の女性に告白されたらどうするのか。「絶対に勘違い野郎は存在する!」。一方で、「俺は熟女好きだ」という意見も出た。しかし熟女好きと婚活パーティーはまた別の話し、という感想も出た。「これだけ年齢幅があったら、若い人は民間を利用する」という意見もあった。
「このパーティー、私が40代の独身なら20代や30代の独身男性の時間取らせるの気の毒だから参加しないなぁ」
「男も女もアラフォー以上は自分達だけでパーティーして欲しい。そんな年齢になって参加されても周りも白けるし邪魔だから!」
「20歳年上の相手ならワンチャンあるだろ。介護要員として」
「40以上の婚活パーティーも必要と思うが 税金で支援するのは30代前半までと思う」
「正直20代の女入れたら男性票独り占めしちゃうから失敗しやすいだろ」
などといったことが掲示板に書き込まれている。
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(リンク)
国立市婚活パーティーHP
https://tama-matching.jp/event/event-499/
市報くにたち「お詫びと訂正」
https://www.city.kunitachi.tokyo.jp/soshiki/