マスクの着用について3月13日から屋内・屋外を問わず「着用するかどうかは個人の判断が基本となる」と政府は通達したが、2週間経った現在、東京新宿駅周辺を歩くと殆どがマスクを着用。マスクをしていない人を見つけると、外国人だった。
マスク着用は特に子供への弊害が叫ばれた。文部科学省は昨年5月、野外の体育授業について「マスクの着用は必要ありません」と指導。ところが子供たちはマスクを着用し続けた。現在も同じだ。そんなに感染が怖いのか、親の躾なのか、と感じたのだが「自分の顔に自信が無い」が外さない理由のトップだった。
他人の視線や評価から自分を守る
東京イセアクリニックが現役の女子小中高生に調査したところ、89.3%が「“脱マスク”に抵抗ある」と回答した。小学生(80.0%)、中学生(88.1%)、高校生(92.6%)と年代が上がるほど抵抗があった。理由は「自分の顔に自信がない」「恥ずかしい」「友達にどう思われるか不安」がトップ。マスクは自身の感染を防ぎ、相手に感染させない、もののはずだが、小中高生は自分の「容姿」が気になり外せないのだ。しかも、「目元しか見たことがない友達」は小学生が70.0%、中学生 88.9%、高校生 86.7%もいる。そのため、自分の顔を見せるのが「恥ずかしい」に繋がってしまった。同クリニックでは、
「マスクの着用が定着した今、学生さんなど思春期の子どもたちにとって、『マスク』は他人の視線や評価から自分(容姿)を守る効果もあり、心の安全を確保することもできるため、『手放せない』と感じる人が多いことは容易に想像できます」
と分析している。
そして少子化がさらに加速する
同クリニックでは「マスクを手放せない」子供が今後もいることを予想。それだけに「着脱が強要されない環境づくり」はとても重要だとした。一方的に判断を押しつける空気感にならないよう、子供たちの判断に大人が寄り添い、子供個々人の価値観を尊重することが必要と説いた。ネットではこの調査結果について、
「中学の生徒の中にはマスク依存の子がクラスに2~3人はいるそうです。顔を見られたくない…という理由でマスクを外さないので、お昼ご飯も食べないといいます」
「恥ずかしいという理由ならこのままだと一生外せない人生になってしまう」
「コロナ禍になる前から『マスクしてれば可愛く見える』という理由で常にマスクしてる子は居たからね」
「顔を見せないってことは、他人との関わりを断っているということで、恋愛もしなければ結婚もしない、そして少子化がさらに加速する」
などといったことが掲示板に書き込まれている。
この調査は小学生30人、中学生135人、高校生13人の未成年女性300人(女性8歳~18歳)を対象に、インターネットで2月1日~15日に行われた。
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(リンク)東京イセアクリニックの「未成年のマスク需要」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/
東京イセアクリニックHP