厚生労働省が2020年12月4日に公式HPで「新型コロナウイルスに感染した10代の女性が死亡」、と発表した。これを受けてテレビや新聞が大々的に「国内初、コロナで10代の死亡確認」と報道したのだが、4日夕になって厚労省は「10代の女性の死亡」を取り消した。

NNJニュースは4日午後6時に厚労省になにが起こったのかを取材した。

 

間違いである可能性が出てまいりました

 

NNJニュースの取材に厚労省の担当者は「新型コロナウイルスに感染した10代の女性が死亡」についてこう説明した。日々全国からコロナ関連のデータが厚労省に上がってきており、それをまとめてHP上で公表している。11月2日までの死亡者に10代の女性が確認された、というデータに基づいてそれを4日に発表した。

それをメディアが取り上げ大きなニュースとなり、「詳細を知りたい」などといった問い合わせが相次いだため、厚労省は「確認」のためにその自治体に問い合わせたところ、

「10代の女性が新型コロナで亡くなったという情報は間違いである可能性があることが分かりました」

と担当者は説明した。そのため、急遽HPから該当する文言を削除した。

「現在は再度精査をおこなっている最中で、正確な情報が得られた時点で発表する予定です」

と話している。

 

(リンク)

厚生労働省HP

https://www.mhlw.go.jp/index.html