作家の百田尚樹さん(66)、ジャーナリストの有本香さん(58)に名誉棄損で訴えられることになったユーチューバーのKAZUYAさん(32)。そのKAZUYAさんが百田さんへの「攻撃」を2021年1月17日から開始した。

自身のTwitterに百田さんの著書の「嘘」を暴くとして出版された「百田尚樹『殉愛』の真実」(2015年3月刊)の表紙をアップ、「色々ヤバいですね(雑)」などと百田さんを批判し、過去に百田さんに送ったDM(ダイレクトメール)を公開した。この背景には経済ジャーナリストの上念司さん(51)が絡んでいるようだ。

 

これまでの経緯の説明

 

KAZUYAさんが百田さんに訴えられることになったきっかけは、百田さんのこのツイートだった。

「保守系のユーチューバーが、突然、バイデン推しになったのは、広告外しが怖かったのではないだろうかと思ってる。わずかなゼニで主張を変えるような人間にはなりたくないね。 バイデンを推す保守論客には、たとえバイデンが負けても、最後までバイデンを応援してほしいね」(20年11月17日)

これに対しKAZUYAさんは、「保守系のユーチューバー」というのは自分の事であり、百田さんが自分を攻撃するようにファンに「けしかけた」とした。というのもKAZUYAさんはバイデン陣営の不正選挙疑惑は「陰謀論」という考えで、そもそも不正選挙をしたという「証拠」は出ていない、という主張をし、保守系のネット民から叩かれている最中だった。百田さんは「私は貴方の名前を出していません」と否定するもKAZUYAさんは食い下がった。百田さんは同年11月29日、

「このボケ、まるっきり根拠もないことを言いやがって。俺のどのツイートがファンに向かって『カズヤを攻撃しろ』とけしかけたのか。このボケは指摘できるのか!裁判で白黒つけるか。」

とし、訴訟準備に入ったことを伝えた。それに有本さんも加わった。「けしかける」というのは犯罪者扱いすることで、名誉棄損に当たる。

 

「僕や上念さんに対しての批判をやめてもらいます」

 

KAZUYAさんが「訴えられることになりました…」という動画をアップしたのが同年11月30日。「僕に被害が出ている、泣き寝入りしろというのか?」と訴えたが、その後はこれといった動きをしてこなかった。訴えるといった百田さんや有本さんも宣言だけで収束するかに見えた今年1月17日、いきなり、

「百田さんと有本さんは謝ったら死ぬ病気でも抱えているのだろうか?」

と呟いた。そして、百田さんの著書の「嘘」を暴くとして出版された「百田尚樹『殉愛』の真実」の表紙をアップ、「色々ヤバいですね(雑)」などと百田さんを批判し、過去に百田さんに送った「和解提案」のDMを公開した。そこには、

「今後僕や上念さんに対しての批判をやめてもらいます。今回のようにぼかして想像させるのも厳禁です。エコノミン等の表現もやめてください」

などが書かれている。

これは14日から始まった一般社団法人「放送法遵守を求める視聴者の会」の「内紛」が関係する。百田さんが代表理事、有本さんが理事、上念さんが事務局長と理事に就いている。上念さんは18日、2人に対し、

「即刻辞任を求めます。また、こういう信頼できない行動をする人物とは私は活動を一緒にすることができません」

と表明している。

 

(後編に続く)

(リンク)

KAZUYA公式Twitter「色々ヤバいですね(雑)」

https://twitter.com/kazuyahkd2/status/1350678810895679488

百田尚樹公式Twitter「保守系のユーチューバーが」

https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1328548089762705408