ボウリング場に行くとコーチングをしようとする人が現れるのだという。教えられる側は断りづらく嫌々コーチを受けるのだが、それが嫌でボウリング場に来なくなる人が何十、何百人もいる。そんな「STOP!教え魔」のポスターを掲げていた神奈川県のボウリング場がこの3月末で閉店する。教え魔のせいなのだろうか。
嫌々コーチを受けボウリングするのが嫌になる
そのボウリング場は湘南モノレールが経営する「湘南ボール」で、湘南深沢駅下車徒歩3分の場所にある。ここに掲げられている自作ポスターがネットで話題になっている。「STOP!教え魔」というもので、そこには、全国のボウリング場の悩みランキングの1位がお客にコーチングしようとする「教え魔」。教えられる側は断りづらく嫌々コーチを受けた結果、ボウリング場に行くのが嫌になる。それで何十、何百という人がボウリング場に来なくなる。
「良かれと思ってする行為が人を苦しめていると自覚し、お客様同士のコーチは是非ご遠慮ください」
と書いている。
ゴルフや釣りなどでも同様の「教え魔」がいる
本当にこんなことがあるのかといえば、
「これこないだの俺ですやん・・・(*´ω`)断れないんだよなぁ・・・ 先輩の上級者さんの熱心な(笑)レッスンは・・・」
「割と最近ですけど、BOX入ってきて、違う!そうじゃない!! と、投げる度に言われました笑」
「以前ボウリング場で 働いていましたが これは普通にありました。私は知識欲もあり (そんな視点があるんだな的な) 楽しんでましたが みんながみんな そうではないですしね」
などといった感想が出ていて、事実のようだ。また、ボウリングに限らず、ゴルフや釣りなどで同様の事があるという。
ビルの建て替え後も再オープンの予定はない
実はこの「湘南ボール」、3月28日をもって営業を終了する。このボウリング場は1971年12月オープンで、実に50年に渡って地元のボウリングファンや湘南の海水浴場を訪れた人たちに愛された場所だ。NNJニュースは22日、「教え魔」のせいで営業終了に追い込まれてしまったのか取材したところ、
「それとは関係がありません」
ということだった。営業しているビルが約半世紀を経過し老朽化し、同様にボウリングの設備やレーン等も老朽化したこと。また、コロナ禍の影響で来場者数や売上が大幅に減少したことが原因だという。ビルが建て替えられた後に再オープンすることもないという。
(リンク)
「STOP!教え魔」を紹介した「金ちゃん 足ピコ 会(曲毛曲球)」さんのtweet
https://twitter.com/kinchan5656/status/1373101979539435524
湘南ボウル公式HP
http://www.shonanbowl.jp/