在日中国大使館が2021年4月29日夜に、アメリカを「死神」になぞらえるイラストをTwitterで公開した。これに対し日本のネットユーザーがTwitterなどSNSで激しく批判したため、中国大使館のtweetが削除された。
在日アメリカ大使館は30日夜、「日本の皆さまに感謝いたします」とTwitterで礼を述べた。これに対し「どういたしまして」となると思われたのだが、この感謝tweetに対し、アメリカ批判が結構出ることになってしまった。
「米国が『民主』を持ってきたら、こうなります」
バイデン米大統領が4月28日に行った施政方針演説への反発なのだろうか、在日中国大使館は29日夜Twitterに、アメリカ国旗を身に纏った「死神」のイラストを公開。イラク、リビア、シリアなどと書かれたドアが開けられ、血のようなものが流れている、というイラストで、
「米国が『民主』を持ってきたら、こうなります」
と日本語で説明した。
これに対し日本のネットユーザーは、
「一国の大使館の公式アカウントでこれは民度が低すぎませんか?」
「でも現状やってるのは中国だろう?」
「ウィルスばら撒いた国が何言ってんだよ」
などと反発が起きた。このtweetは30日に削除された。アメリカ大使館はその夜、Twitterを使って日本語と英語でこう感謝した。
「アメリカは国益の為なら全てを犠牲にする恐ろしい国でもある」
「あの極めて不快なツイートに対して声を上げてくださった日本の皆さまに感謝いたします。これはまさに、日米同盟が共通する価値観に深く根ざしていると改めて気付かせてくれる出来事です」
このtweetには5月1日午後6時までに9730の「いいね」が付いている。ところが、コメントは180ほど付き、なぜかアメリカ批判が目に付く。
「アメリカのやってる事はどうなんだよ」
「事実じゃない?まさか、アフガニスタン、リビアとかが楽園とかにもなった?」
「アメリカは国益の為なら全てを犠牲にし 自身への矛盾も厭わない 恐ろしい国でもある」
「アメリカや日本が品格なんて言える立場かよ」
(リンク)
「感謝いたします」(アメリカ大使館公式Twitter)
tokyo/status/1388116054266683393
中国大使館が削除したtweet