人気YouTuberの「闇のクマさん」さん「改憲君主党」さんが2021年5月12日、それぞれのチャンネルで環境活動家のグレタ・トゥーンベリさん(18)が「Twitterで中国批判を展開した」と報じた。

中国と言えばCO2排出量が世界ダントツ1位なのに、グレタさんは一切言及しない。スポンサーが中国だから、などと言われているだけに、本当なら大ニュースだが、実際にグレタさんのTwitterを見てみると。

「中国が変わらないと気候の危機は解決しない」

「闇のクマさん」さん「改憲君主党」さんは、韓国の宗教系メディア「世界日報」を参考にしている。5月11日に配信された記事で、「中国は先進国より温室効果ガスを出している、責任を取れ、と言ったグレタが中国で袋叩き」というタイトルだ。内容はグレタさんがTwitterで、

「中国が方向を変えなければ、気候の危機を解決することができない」

と呟いた。それに対し中国メディアとネットユーザーが一斉にグレタさんを批判している、というもの。

では実際のグレタさんのTwitterはどうなのか。

5月7日のtweetはこうなっている。まず、5月7日のCNNの記事をリンク。CNNの記事は、中国のCO2の年間排出量が2019年に先進国すべての排出量を上回った。だが、14憶人という人口からすれば一人当たりの排出量は少ない。中国で生産されるものは西側諸国で消費されている。

「中国を地球上で最悪の排出国として非難するべきではありません」

となっている。

1人当たりの排出量の関連を調べる必要がある?

それに対しグレタさんは、

「そうです。中国はWTOによってまだ発展途上国に分類されていて、多くの製品などを製造しています。しかし、それは現在と将来の生活を台無しにする言い訳にはならない。中国が大きく進路を変えない限り、気候危機を解決することはできません」

確かにこれは中国批判に見える。ところが5月9日、グレタさんはこうtweetした。

「CO2排出量は1000年まで大気中に留まります。もちろん、過去の排出量と、人口および1人当たりの排出量との関連を調べる必要があります。そして、彼ら(中国などの発展途上国)の生活水準を上げることができるように、先進国は主導しなければなりません。私がいつも言っているように」

つまり、中国は1人当たりの排出量が少ないからCO2を出しても大丈夫であり、さらに経済を大きくし生活水準を上げることを先進国は認めよう、と読める。もしかしたら先のtweetから2日間でグレタさんに何かがあったのかもしれない。このグレタさんの一連のtweetに沢山のリプライが付いていて、もちろんグレタさんを応援するものや、中国を賞賛するものもある。しかし、「なぜ中国を庇うのか?」といった疑問も多く、こんなものが寄せられた。

「激太り」グレタの写真はフェイク画像と報道

「西洋の国の人々ではなく、中国の人々に伝えてください!!!!」

「あなたは教育と常識を欠いています。現在、中国は世界経済をリードしており、中国の人々は祖国が先進国であることを望んでいます」

「過去の排出量について話すことは、中国をCO2問題から外す効果があるだけです。なぜそうするのですか?」

「学校に戻り、国連のお尻にキスするのをやめましょう」

「中国のCCP問題に徹底的に取り組み始めましょう。この有毒な全体主義国家は、今日、はるかに最も重要な脅威です」

 

ちなみに、「闇のクマさん」さんは放送で、「激太り」のグレタさんの写真を紹介していたが、AFPが5月8日に報じた記事によれば、激太り写真は2枚あり、いずれもいずれもフェイク画像で、1枚は2019年の報道写真から、もう1枚は2018年に撮影された動画のスクリーンショットから加工されたもの。日本語、中国語、ロシア語、スペイン語、ドイツ語などでシェアされたという。

 

(リンク)

グレタ・トゥーンベリTwitter

https://twitter.com/GretaThunberg/

status/1391053577951617029

 

世界日報(2021年5月11日)

https://www.segye.com/newsView/

20210510514901?

 

「遂にグレタさんが中国に噛みついたぁ!」(闇のクマさんYouTubeチャンネル)

https://www.youtube.com/watch?v=GXcWLIPGVbc

 

「グレタが中国に物申して炎上 など」(改憲君主党YouTubeチャンネル)

https://www.youtube.com/watch?v=OgIZt_F_CuQ