テニスの大坂なおみ選手(23)が2021年5月31日、自身のTwitterで全仏オープンの棄権を発表した。さらに、TwitterとInstagramに棄権に至るまでの説明文をアップした。そこに書かれていたのは「2018年のUSオープン以降、私はうつ病に悩まされてきた」というもの。だが日本でこの説明を信じない人が続出。大坂選手の普段の行動から「批判を抑えるため、病気をでっち上げた」というのだ。

「テニスをやめて活動家になればいい」

大坂選手は全仏オープンの初戦突破後の記者会見を拒否し、罰金1万5000ドル(約165万円)が科せられた。さらにテニスの4大大会(全豪、全仏、ウィンブルドン、全米)主催者が共同で「違反行為」と認定、4大大会の出場停止を警告した。それに対し大坂選手は「怒りは理解の欠如。変化は人々を不快にさせる」といった反論tweetを展開。Instagramには2019年に亡くなった米人気ラッパーJuice Wrldさんの作品「Good bye&Good RIDDANCE」(さよなら、せいせいする)のジャケット写真をアップ。まるで「戦闘態勢」だった。

大坂選手の行動に対しアメリカからも批判が続出。黒人女性で著名な作家、政治評論家のキャンディス・オーウェンズ(Candace Owens)さんは日本時間の31日、Twitterで、大坂選手のような特権を与えられた億万長者は自分の生活がどんなにつまらないものであるかを嘆き、人々を不快にさせる、とし、

「あなたは今、耐え難いものになりました。さっさとスポーツやめろ!」

「テニスをやめて、フルタイムの活動家になればいい」

と呟いた。

「自分のわがままや癇癪に周りを巻き込むクズ」

四面楚歌状態となった大坂選手は31日、Twitterで全仏オープンの棄権を発表。そして棄権に至る説明文を公開した。そこには、自分は2018年のUSオープン以降、うつ病に悩まされてきた。人前で話すことが得意ではなくメディアの前で話すときは不安に襲われる、などと記し、今回起きた様々なことついて全部「うつ病」のせいにした。これが効果覿面、病気を前に出されると口を噤まざるを得なくなる。先の大坂さんを批判したオーウェンズさんも、

「大坂なおみの判断は正しかった。精神疾患は深刻であり、個人的な問題に対処するために立ち去ることは常に勇気ある行動です」

とした。世界のメディアも「病気ならしょうがない」といった論調に変わり、逆に、大坂選手を追い詰めたとしてオープンテニス大会主催者への批判となった。しかし日本のネットは全く別だ。大坂選手に対し「うっそだろお前wwww」といった反応が多く出ている。掲示板には、

「本当に鬱な訳ねーだろ頭ピュアピュアかよ」

「自分のわがままや癇癪に周りを巻き込むクズ 自分が言いたいことあるときは喜んで出るくせに」

「鬱病だからラケット叩き壊して蹴り飛ばすんですか?」

「鬱と『我がまま』を一緒にすんなよ 自己中のクソである事には変わりない」

「二度と出てくんなボケ」

「朝日新聞に入社するといいよ」

などといったことが書き込まれている。本当にうつ病というのが嘘だとしたら、世界中のうつ病患者を敵に回す、と心配する声もある。

 

(リンク)

大坂なおみ選手のInstagram「欝」の説明文

https://www.instagram.com/p/CPi9kJHJfxO/

 

キャンディス・オーウェンズさんのTwitter「ナオミは活動家になればいい」

https://twitter.com/RealCandaceO/status/1399210325153660932