青木真也選手(38)と秋山成勲選手(47)の14年を経た因縁の対決は、秋山選手が2ラウンド、アッパーが入り朦朧とする青木選手にパンチの連打を与え大逆転TKO勝利を収めた。

ところで、1ラウンドに試合開始のゴングが鳴り、青木選手は秋山選手におぶさるようにバックへ着き、足で4の字ロックを組んだが、その体格の違いに多くの人が驚いた。秋山選手は試合後の計量で4キロオーバーの85キロ。厳重注意を受けた、と指摘するSNSが出回っている。

戻していい体重の上限は決められている

因縁の試合は、シンガポールが拠点の格闘技大会「ONEチャンピオンシップ」10周年記念イベントで2022年3月26日に実現した。14年前から青木選手が対戦を熱望していた。ただし階級が異なり青木選手はライト級、秋山選手はウェルター級のため体重調整が難航した。そして今回の試合は77.1キロ以下のライト級で行われることになった。秋山選手の普段の体重は90キロ。それを水抜きなしで13キロ落としたことも話題となった。前日計量で青木選手は74.9kg、秋山選手は76.3kgで共にパス。ただし、ONEは試合直前の計量は無い。計量から試合までの間に選手は食事や水分を取るため体重が戻る。そのため、戻していい体重の上限は決められている。ところが秋山選手はそれに違反し、4キロオーバーの85キロもあったというのだ。

佐藤大輔(satoeizo)さんとされるSNS

試合の翌日の27日、ネット上にInstagramのストーリーズと見られるスクリーンショットが出回った。シンボルマークを見ると佐藤大輔(satoeizo)さん(48)のもの。佐藤さんは「60億分の1の煽りVアーティスト」というニックネームを持ち、フジテレビ入社後は総合格闘技イベント「PRIDE」を担当、選手紹介映像の制作にあたった。退社後は映像制作会社「株式会社佐藤映像」を設立。現在は格闘技大会「RIZIN」を担当している。佐藤さんの投稿と思われる文章には、「秋山成勲」の文字はない。ただし、

「85キロで厳重注意笑 水抜き禁止じゃないんだな実質 魔王完勝!」

となっている。この「魔王」というのは秋山選手のニックネームだ。

書かれている内容は、ONEの試合後に計量があるというもの。ライト級は77.1キロ以下の階級で、戻していいのは5%。つまり80.95キロを超えてはいけない。それが「魔王」は85キロだった。つまり4キロ以上オーバーの反則を犯していたというのだ。

「なんかうさんくさくなってきたなぁ…」

ペナルティーは1回目が厳重注意。2回目はファイトマネー25%減額。3回目同50%減額となっている。つまり、オーバーしても勝敗には響かないというルールなのだ。「魔王完勝!」というのはそうしたルールまで味方に付けたことを讃えているようだ。ちなみに、秋山選手は今回の画像が出回った後にTwitterを更新。

「昨日暴飲暴食!!7キロ戻った!!お腹ポンポン^_^」

と、体重計のみの写真をアップしている。体重は「83.5㎏」。このtweetにはこんなリプが付いている。

「なんかうさんくさくなってきたなぁ…わざわざこのタイミングで戻した体重アピールする必要あるんかなぁ〜? しかも体重計だけしか写ってないしどうとでもなるよなぁ、、?」

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(リンク)

秋山成勲選手Twitter(この中にも佐藤大輔さんのものとされる「85キロで厳重注意」のキャプチャが投稿されている)

https://twitter.com/akiyamayoshihir

/status/1507925375825096704

ONECHAMPJP公式Twitter

https://twitter.com/ONECHAMPJP/

status/1508252280625467392