東京オリンピックの開会式が行われた国立競技場。翌日の2021年7月24日午後2時ごろに訪れてみると、周りは1.8mの囲いでふさがれ、その前に警官が短い間隔で配置されていた。警官に尋ねると「競技場は今、封鎖状態にあり、関係者以外は敷地内に入ることはできません」と返答した。

東京体育館にはバリケードが張られていた

国立競技場に近いJR信濃町に降りた。正面玄関まで徒歩約5分の距離だ。信濃町駅を出ると左の目の前に大江戸線「国立競技場駅」がある。ここからは徒歩1分の距離だ。ところが、交番横の国立競技場へ抜ける道が立ち入り禁止になっていて、通ることができなかった。しょうがなく信濃町駅を出て直進、左折することになった。途中にある東京体育館はバリケードが張られ、そこからも抜けることはできない。バリケードは警官と、東京五輪のTシャツを着たボランティアが守っていた。歩道にもボランティアが何人もいて、手持無沙汰そうな男性ボランティアの一人は、炎天下の中、日陰を探してガードレールに腰を下ろしていた。

道路を隔てて遠くから眺める形になります

直進し左折すると、国立競技場の一部が見えてきた。そのまま進むと、国立競技場から道を隔てた歩道に、多くの人が集まっていた。写真撮影をしている人もいるのだが、1.8mの囲いで隠されているため、どんな建物なのか、中がどうなっているのか全く分からない。NNJニュースが近くの警官に、

「正面入り口に行きたいのですが、どうすればいいのですか?」

と質問すると、警官は、

「正面入り口?それはずっと向こうですが(と腕と指を伸ばし)、正面に行っても、ここと同じく道路を隔てて遠くから眺める形になりますよ。現在は封鎖状態になっていまして、関係者以外は敷地内に立ち入ることができなくなっています」

と話した。

 

(リンク)

国立競技場公式HP

https://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/