甲子園球場で第104回全国高等学校野球選手権大会が繰り広げられる中、あるtweetが注目を集めている。吹奏楽部が客席で野球部を応援するなら、野球部も吹奏楽コンクールに応援に行って客席で素振りをしろ、というもの。
投稿したのが小学校教諭。tweetへの抗議が続々と押し寄せている、とサンケイスポーツは否定的な記事を配信した。記事を元にネット上では教員に対するバッシングのようなものが起こっているが、これ、小学校教諭のギャグが滑っただけの可能性が高い。
「じゃないと辻褄が合わない」
投稿したのは小学校の特別支援学級担任の「じぇーすけ先生」さん。2022年8月18日、
「なんで野球部の応援のために吹奏楽部が客席で応援するの?じゃあ吹奏楽コンクールの応援に野球部も客席で素振りしなよ。じゃないと辻褄が合わない」
と投稿した。サンケイスポーツは19日、「学校教員を名乗るアカウントのツイートが波紋を呼んでいる」
との記事を配信。このtweetに対する、
「私は吹部でしたが、野球部の応援が好きでした。野球部が全員でコンクール観に来てくれたのも嬉しかった」
「うちの学校では野球部も楽器運搬や定期演奏会の手伝いとか集客までしてくれるのでWinWinです」
とのコメントも掲載。サンスポの記事は多くの共感を呼び、Twitterや掲示板で「じぇーすけ先生」さんへの批判が沸騰した。一方でこんな意見も出た。
「多分そんな意図で言ってないんだけど大事になりすぎて、びっくりしていると思うよ先生笑」
サンスポの記事を読んだのだろう、「じぇーすけ先生」さんは20日、こう反論する。
教員になる前の職業は「コント作家」
「そんなに野球部の応援が誇らしいなら、今度は他の部活もやらないと辻褄が合わないな。軽音部とか美術部とか落研とか漫研とか」
これが教諭としての本音であるならマジでイタくトンデモな人物なのだろうが、小学校教諭になるまでの経歴に「コント作家」がある。さらに発信するtweetに関しては、
「斬新な実践とかはありません。エビデンスもありません。自己顕示欲だだ漏れ」
と説明。ブログもあり、セミナーで講演する際は「生活指導大喜利」について語ると書いている。これは生徒が問題行動、困った発言をした場合、感情的に注意をすると不都合なことが起こりかねないため、ユーモアでツッコミをするのがいい、というもの。
「『うまい返し』を2、3ストックしておくことで、指導者が余裕をもって児童対応に当たれると思うのです」
としている。これを前提に先の2つのtweetを読むと、ギャグを思いつき勇んで投稿したのだが、ダダ滑り。しかも教員の肩書がそれを悪化させた、という事が分かる。本来ならサンスポが甲子園大会の話題として取り上げるようなものではなく、「応援の在り方」を議論するものでもなかった。
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(リンク)
「じぇーすけ先生」さんのTwitter
https://mobile.twitter.com/j50418653/with_replies
サンケイスポーツ「『なんで野球部の応援のために吹奏楽部が客席で応援するの?』教員のツイートが波紋」
https://www.sanspo.com/article/20220819-
「じぇーすけ先生」さんのブログ「『生活指導大喜利』をはじめた理由」