3人組ユニット「いきものがかり」の山下穂尊さん(38)が、今夏をめどに脱退・芸能界引退することが2021年6月2日に発表された。山下さんは今後、作曲や執筆などといった創作活動に進むという。

吉岡聖恵さん(37)は歌、水野良樹さん(38)は多くの曲を作詞・作曲するグループのリーダー。山下さんは特に目立ったものはないため久しく「いらない子」などと言われてきた。そして近年はスキャンダル報道ばかりが目立った。

「プライベートではぜんぜん仲良くない」

もともと「いきものがかり」は小学校の同級生、水野さんと山下さんが1999年2月に結成したバンドで、同年11月に吉岡さんが加わった。山下さんの担当はギターとハーモニカ。作詞作曲もするが目立たなかった。2016年3月13日放送の日本テレビ「おしゃれイズム」に3人で出演した際、リーダーの水野さんはメンバーについて、

「プライベートでは、ぜんぜん仲良くないっていうか……」

と発言し大きな騒動になった。そして翌年の17年1月、グループは活動休止をする。1年10か月後の18年11月3日に活動を再開するわけだが、この頃からファンの一部で水野さんは「いらない子」と言われることになった。そして「文春オンライン」は19年7月4日付で水野さんの女性関係のだらしなさを報じた。日本ジャーナル出版のwebニュース「まいじつ」はこの報道を取り上げ、19年7月6日、

「曲書いてるの水野だからこいつ要らんだろ」

というコメントを紹介している。

「実質クビだろうな」

20年1月17日発売の写真週刊誌「FRIDAY」は山下さんの婦女暴行疑惑を報じた。所属事務所は否定コメントを出したものの、NHK紅白歌合戦の指定席といわれた「いきものがかり」がこの年に落選したのは、山下さんの婦女暴行疑惑が大きい。この嫌疑が晴れない以上、紅白歌合戦出場も無いとされていた。また、山下さんに直接関係があるかは分からないが、今年2月24日に33枚目のシングル「BAKU」が発売されたとき、帯に書かれたバンド名「いきものがかり」が「いきものかがり」となっていたとし、ソニー・ミュージックレーベルズが謝罪し帯の交換をした。

山下さんの脱退についてネットでは、

「やっぱりね」

「ファンの方に質問です。この方は楽曲作り、歌唱、演奏等で何か貢献していたのですか」

「ファンの方には申し訳ないけど、外野の者としてはようやく、という印象」

「メンバーからの慈悲もあるだろうが、実質クビだろうな」

などといったことが掲示板に書き込まれている。

 

(リンク)

「いきものがかり」からみなさんへ(いきものがかり公式HP)

https://ikimonogakari.com/