人気アニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」の最終回が2021年6月25日(24日深夜)に放送され、放送終了後、日本のTwitterトレンドで1位、世界では2位となる大反響となった。

ただしこの反響、大好評だったから、とは言えない。異例のCM無しによる27分間ノンストップ放送。コンサートシーンも高い技術によって奇麗にパワフルに描かれ、視聴者の感動を呼び込んだ。しかし、「感動を返せよ、、、」といった書き込みがネットに大量に出ることになったのだ。

佐賀県「駅前不動産スタジアム」でリベンジ

「ゾンビランドサガ リベンジ」は、大ヒットしたテレビアニメ「ゾンビランドサガ」(2018年10月~12月)の第二期。ゾンビとして蘇った元アイドルや子役、アイドル志願者など7人が佐賀県のご当地アイドルグループ「フランシュシュ」となり、アイドル界の覇権を目指すという物語。二期の「リベンジ」は、一期で果たせなかった佐賀県鳥栖市にある「駅前不動産スタジアム」(観客収容人数役24000人)でのコンサートを成功させる、というもの。

最終回の12話は、佐賀県が大災害に見舞われ車で移動ができないほど街が壊れてしまった状態から始まる。そうした中、佐賀を元気付け、復興の後押しをするのは「フランシュシュ」の役割。予定されていた「駅前不動産スタジアム」でのコンサートをチャリティーイベントとして決行しよう、と「フランシュシュ」そしてその関係者が突き進む。

全国紙5紙に「フランシュシュ」コンサート全面広告

佐賀県職員や有志がそれを後押し、コンサートの準備が進められる。車が使えないため「フランシュシュ」メンバーは丸1日かけ、災害で壊れた街並みを背景に「駅前不動産スタジアム」まで歩く。会場も震災で荒れていてそれを整備する人がいる。「敵対」していた新聞記者も協力し、全国紙5紙にコンサートの全面広告を出す。だが、こんな足場の悪い中で観客は集まるのか。そもそも来れるのか。やがて、歩いて来たのだろう、観客が徐々に集まり始め、約2万4000の席が埋まり大声援が起きる。「フランシュシュ」はそこでコンサート始める。観客席にはアニメに出てきたお馴染みのキャラたちが勢ぞろいし、これまでの物語を走馬灯のように映し出す。エンドロールではコンサートを成功させたメンバーたちの涙を映した。これで、「リベンジ」の大団円が完成した、と思ったところ、最後の数秒が視聴者たちを驚かせたのだ。

佐賀県が宇宙船の超特大ビームで吹っ飛んだ

今回のストーリーには関係ないと思われる宇宙船のようなものがいきなり現れ、真上の上空から佐賀の街に超特大のビームを発射。佐賀が吹き飛ぶ、という終わり方だった。基本的にギャグアニメではあるが、最終回は超シリアス展開。また、宇宙船が絡む前触れもなく、しかも佐賀が吹き飛ぶ展開に「大笑いした」、という視聴者は散見できなかった。掲示板には、

「SAOの最終回みたいな唐突感」

「感動返せ」

「いやいやいやいや ガチ泣きしてたのになんてことしやがるw」

「最期の描写入れよう言った奴〇ね 2期はおろか1期も台無しにするクソ描写」

といったコメントが出た。一方で、

「子供が描いたようなオチだが これは逆に今後何かするつもり満々ってことだなぁ」

「確かにあれで続きがなければトンデモ作品だけど、続きは期待できる」

とし、3期、もしくは映画で続きが見られるのでは?と考えている人もいる。

 

(リンク)

「ゾンビランドサガ リベンジ」公式Twitter

https://twitter.com/zombielandsaga

 

「ゾンビランドサガ リベンジ」公式HP

https://zombielandsaga.com/