歌手の宇多田ヒカルさん(38)が自身のInstagramライブで2021年6月26日、自分の性は「男性」「女性」の枠組みに当てはまらない「ノンバイナリー(nonbinary)」であると明かす一方、自分の親友であるクマのぬいぐるみは「男の子でゲイ(gay)」だとした。
ネットでは「ノンバイナリー」が何なのかよく分からない、との戸惑いが起きた。そして議論は思わぬ方向に向かう。「物言わぬぬいぐるみの性を決めつけるとか、どんだけ性に拘ってるんだろう」。
掲示板で真っ先に出たのが「めんどくさい」
この日は「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の庵野秀明さん(61)とのリモート対談を予定していた。宇多田さんは「シン・エヴァ」の主題歌を担当していて、「劇場版:||」では「One Last Kiss」を提供した。その宇多田さんが庵野監督との対談前に英語と日本語でこんなことを語ったのだ。宇多田さんはクマのぬいぐるみをソファーに置き、両手で指し示し、
「スペシャルゲストを紹介します。わたしの親友であるクマ、名前はクマちゃん。彼は男の子でゲイです」
そして、
「私はノンバイナリー。ハッピープライドマンス!私はここ数年で、自分はノンバイナリーに該当するって分かりました」
と説明した。これがニュースになると、掲示板で真っ先に出てきたものは「めんどくさい」だった。
「クマのぬいぐるみも苦労するな」
親友のクマのぬいぐるみが「ゲイ」で、「私はノンバイナリー」だから「ノンバイナリー」は何か性に関するものであることは想像が付く。しかし細分化されていて、
「これ意味が分からないと差別って言われてしまうのか?」
「最近色々横文字増えたよな。。おばちゃんついていけんわ。。性別、美醜、国籍とっぱらえ厨多すぎて、、、」
「結婚して子供作ってこれだもんな 営業だろ こういう界隈にすり寄るとは宇多田も安くなったもんだな」
などの意見が出た。そして話題はクマのぬいぐるみに向かう。
「『わたしの親友クマちゃん、彼は男の子でゲイ』なんでもいいけどよ これはおかしいだろ」
「つまり、ぬいぐるみにも性差があって、ちゃんと配慮しろよってことか」
「ゲイかどうかまで想定してるのは理解できない」
「クマのぬいぐるみ『勘弁してくれ』」
「ぬいぐるみも苦労するな」
「熊のぬいぐるみにまで、無理やりLGBT性を求めるところに、LGBTの闇を感じる」
などといったことが書きこまれている。
(リンク)
宇多田ヒカル公式Instagram(動画)