立憲民主党の菅直人元総理(74)がTwitterで、菅義偉総理(72)に言及する際、「菅(すが)」とフリガナを付けている。名字の漢字は同じだが、読み方が違うことに違和感を覚えているようだ。
「菅かんとか菅すがとか」
菅元総理は2021年7月9日、Twitterでこうつぶやいた。
「総理を狙う小池都知事のラストチャンス オリンピックが終われば衆院選。自民党二階幹事長が菅(すが)総理では勝てないと、小池氏を総理候補として衆院選に出す。今月69歳になる小池氏にとってラストチャンス。それ阻をむのは4年前、立憲民主党を立ち上げ小池氏の希望の党を打ち負かした枝野幸男」
どうして「菅(すが)総理」とフリガナを付けなければならないのか。Twitterユーザーは「菅」をどう読むと思っているのだろうか。
東京スポーツは9日、菅元総理のこのTwitterを取り上げ、こんな記事を書いた。
「二階俊博幹事長(82)が小池百合子都知事(68)の国政復帰を歓迎したことに、衆院選で自民党が菅義偉総理(72)の首をすげ替えて、小池氏を担ぎ出す展開を予測した」
さすがに東スポでもフリガナは付けていない。この記事に関しネットではこんな書き込みが出た。
「(菅は)すげ とも確かに菅は読むが、ダジャレがトリプルで高度過ぎてみんなついていけねえ」
「菅対菅で泥試合にしたら良い(笑)」
「菅かんとか菅すがとか」
掲示板「5ちゃんねる」のスレッドは、
「菅直人『二階はスガを切り捨てて小池百合子を総理候補にして衆院選を戦う』」
となっている。
「内閣『官』房長官のイメージが強すぎる」?
菅総理が誕生したのは2020年9月16日。報道番組では菅総理を「菅総理(かんそうり)」「か、菅総理(すがそうり)」と読み間違いが相次いだ。ある有名なジャーナリストはずっと「菅総理(かんそうり)」と発言し、指摘されると「菅は取って、『総理』で行きます」と修正していた。自民党の額賀福志郎元財務相ですら、2021年1月22日の衆院予算委員会で「世界のリーダーが『かん』首相の決断を支持している」と言い間違えた。
分かっているのにどうして間違うのか、は諸説あり、「菅総理」は「菅直人総理」というイメージが染みついているし、「菅」は「かん」と読むのが一般的、というものや、菅総理は約8年間の長期に渡って内閣官房長官を務めており、「官房長官」とずっと呼ばれていた。その最初の文字の「官」が強く印象に残っているため、「『官』総理」と思わず口にしてしまった、という解釈もある。
(リンク)
菅直人元総理Twitter
https://twitter.com/NaotoKan/status/1413309768949637120
東京スポーツ(Yahoo!ニュース)