アメリカ代表女子体操チームが、オリンピック村から出て、近隣のホテルに滞在していることが関係者のtweetで分かった。ホテルの環境で選手たちを安心、安全に管理し、コロナ感染を避けるためだという。
2021年7月18日、千葉県印西市でキャンプをしていたアメリカ女子体操選手1人がコロナ陽性となり19日に感染が確認された。女子体操チームは19日に選手村に入ったが、その後、予め予約していた近隣のホテルに移ったようだ。
コロナに感染すれば試合に出れず、帰され「終わり」
アメリカ女子体操関係者のemmaさんは19日、Twitterで、
「私がオリンピックの試合に出るために東京にいると、感染するのでは、と恐怖を感じる。感染したら、試合に出れず、強制的に家に帰され、終わりだ」
「選手村の近くのホテルに…理由は感染するのを望んでないからだ」
などとtweetした。これに体操チームのCecile Landiコーチが、
「それは、私たち全員が出した決定です。オリンピックを経験する上で理想的ではないことはわかります。しかし、パンデミック時に理想的なことなどはなく、ホテルの環境でアスリートの安全をよりよくコントロールできるように感じたからです!」
とリプライした。「いつ決まったのか?」という質問に対し、関係者のBoyerOnodiさんは、
「選手村にとどまらないという決定は、ずっと前に行われました」
と答えた。
「段ボールのベッドを見た後の良い決断!」
「選手村からは出られないのでは?」の質問に、Landiコーチは、
「はい、選手村に毎日いるように見せるには、どうやったらいいか試しました」
と答えた。こうしたやり取りに、「よくやった!」「アスリートにはそれが一番だ」といった応援のメッセージが多数付いた。中には、
「実際にはもっと危険ではありませんか?選手村の外では、ワクチン接種を殆ど受けていない一般の人々と混ざり合います。全ての予防策が取られた村が、より安全だと思いますが」
と心配する声もあったが、それは少数。そして、関係者らがホテルに移り宿泊することを喜ぶ理由は他にもあった。
「少なくとも、段ボールで作られた部屋やベッドよりもいい環境でしょう」
「段ボールのベッドを見た後の良い決断!とにかく基本的にオリンピック体験を楽しむことはできないので、快適に過ごしてみませんか!グッドムーブ」
(リンク)
アメリカ女子体操関係者が語っている「emma」さんのTwitter