JR東海は年末年始の帰省ラッシュ期間中に「お子さま連れ専用車両」を新幹線に設置すると2021年11月22日に発表した。子供連れが周囲に気がねする心配なく乗車してもらう、というのがJR東海の狙いだが、ネットでは「子供嫌いが増えたからね」「子供ではなく注意しない親に腹が立つ」といった論戦が出た。

「ますます肩身が狭くなる?」と考える人も

「お子さま連れ専用車両」が設けられるのは12月22日から1月11日までで、「のぞみ」は6号車、「こだま」は13号車。1日片道最大5本、合計136本を走らせる。おとな1人以上と小学生以下の子供(乳幼児含む)1人以上で申し込みができ、予約すれば1人1ドリンク引換券が付いてくる。10月から「こだま」の一部列車の指定席に土日休日限定で設定したところ好評で、「のぞみ」も加え帰省ラッシュ期間に運行便を拡大するというもの。

このニュースに小さい子供を持つ親たちは、

「子供いると周りのことかなり気をつかうからありがたい」

と喜んでいるが、これが新しい「規制」のようなものに繋がると心配をする人もいる。専用車両のチケットが取れず一般車両に乗らざるを得なかった時や、専用車両の無い新幹線を使う時など「ますます肩身が狭くなるのでは?」と考える人もいる。そもそも何で「お子さま連れ専用車両」が必要なのだろうか。

車両では「まともな親子」とその逆との軋轢?

これについてネットの掲示板でちょっとした論争が起きている。「そもそも子供が嫌いだから有難い」と、子供嫌いな人が増えたからだという意見がある。列車に限らず子供が寄って来たら逃げるという人もいて、ある人はコンビニで買い物をしようと店に入ったら子供が三輪車で店内を暴走していたから逃げた。また、カフェのテラス席に座っていたら幼児と赤ちゃん連れの親子3組が来た。テラスにいたお客数人全員が一斉に席を立った、などの報告がある。なぜ子供が近くに来ると逃げるのか。子供ではなく、その親に関わりたくないという人もいて、

「私も長年子ども嫌いだと思ってたけど、よく考えたら子どもそのものより態度悪い親が嫌いだったんだと気づいた」

「世界は私たちのためにあるのwって子連れ様が嫌いなだけ。きちんと躾けされている子供とその親は微笑ましい」

などの書き込みがある。「子供なんだから仕方ない」を盾にする親が増え、ろくに叱りもしない、周りの迷惑など気にしない。子供を連れて来ていい店ではないのにしれっと連れて来る。その親の姿が子供の行動を連想させるのだという。今回の「お子さま連れ専用車両」は、おそらく、動物園のような賑やかさになるのかもしれない。そしてこの車両の中では、「まともな親子」とそうではない親子がハッキリ分かれることになり、両者に軋轢のようなものが起こる、と考えている人もいる。

 

(リンク)

JR東海「冬休み期間「お子さま連れ専用車両」の設定について」

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000041585.pdf