大阪府の吉村洋文府知事がInstagramで、「筋トレ、頑張ってんねん」とウエイトトレーニングに励む姿を披露した。コメント欄には、「カッコいい」「どこまでも男前やん」との絶賛する言葉が並んだ。

それを読売新聞やスポーツニッポンが報じたところ、ネットの一部で、バーベルのシャフトをラックに乗せたまま。持ち上げていない。筋トレはフェイクで、吉村知事の本性が分かった。メディアは吉村知事の広報になった、などの批判が出る事になった。

「カッコ良すぎます」と読売新聞グループ

吉村府知事は2021年12月30日にInstagramを更新し、トレーニングルームでバーベルを両手でつかみ肩に乗せる、前方からと、後方からの写真を2枚アップした。メディアはこのInstagramに「カッコ良すぎます もうアイドルですね」など多くの反響が寄せられていると報じた。記事は有名人のSNSをネタにストレートな紹介をするよくあるパターンだが、「フェイクだ」「残念過ぎるミス」などの批判と、笑いが起きた。理由として、バーベルがラックに置いたままになっており、実は体を鍛えているのはウソだというもの。バーベルで筋トレする際のリストトラップやパワーベルトなどの装備も無いとした。さらに、これを報じたメディアに読売新聞とスポーツ報知が含まれている。読売新聞大阪本社は大阪府と12月27日、地域の活性化や府民サービスの向上を目的とした「包括連携協定」を結んでいる。こうしたことから、

「読売新聞は大阪府の広報になったと『権力の監視』というジャーナリズムの重要な側面はどうなる」

「吉村知事が持ち上げているのではなく、読売新聞が吉村知事を持ち上げている 読売も吉村もだっっさwww」

などTwitterでちょっとした騒ぎになった。しかし、この写真「何が悪いの?」と思った人や、ただの揚げ足取り、と考えている人も多い。

「反維新が無知を晒しただけかよwアホくさ」

というのも、Instagramに載せようと撮影したわけだから、ポーズを取るのが普通で、撮影の瞬間は静止する。写真を加工しているわけではなく、わざわざシャフトをラックに乗せた後ろからの写真も掲載している。

「ラックアップの自然な感じだが?」

「普通だよなこれ 騒いでる人て筋トレやったことないだろ」

といった意見も出た。バーベルを使ったトレーニングは重量挙げのように下に置いたものを上に上げて下す、というのを連想しがちだが、立ったままトレーニングする場合はラックを自分の背の高さに合わせ固定し、そこにシャフトを置き、それを両手で掴んで肩を当て、バランスを取ったうえで持ち上げる。下す場合はゆっくりと戻りシャフトを先の固定されたラックに置く、という形になる。それを知っている人にとって吉村知事のポーズは何の不思議もないのだ。今回フェイクだと騒いでいるTwitterアカウントを見ると、反維新の人が多い、という情報も出ていて、

「反維新が無知を晒しただけかよwアホくさ」

「反維新アカウントがフェイクと曲解し それを信じるネット民という地獄」

「流石にこれは勝ち目はないから 撤退したほうがいいぞ反維新君は」

と言った書き込みも掲示板に出ている。

 

(リンク)

吉村大阪府知事Instagram

https://www.instagram.com/p/CYEUGEav4j8/